我が町、武豊町に隣接する半田市と境になる石川。

　武豊の地域、特に馬場と称する地域には、名字を石川と云う方々が大勢住んでいらっしゃる。何故かナー。どうしてかナー。石川の流れる近くに住んでるから、石川の姓になったのかなー等々。思い起こしてもわからない。

　ところが、私には六十年も前の知人に、石川姓を名乗る人がいて、この人に聞いてみたら、ひょっとしたら、わかるかも知れないと思うこと、しきり。

　早速、℡してみたら「昔、半田の方から、石川という人が来て、その方の知人や新人が増えたのじゃあないかナーはっきりしたことは、わからんわー。」と云う返事しかもらえなかった。

　まあ、こんな無理難題を云うほうが、どうかしてるんではないかと、思うことしきり。

　でも、半田からの帰りには、必ず石川堤を通り、今は何が咲いてるかナーと楽しみにしているのも事実。

　もう済んじゃったけど、石川の美しいのは、やはり桜。半田から石川の手前か、橋を渡って、すぐの信号を曲がって、石川の北か南の堤を通れば、両岸共に美しい桜の堤を通ることができる。「わァー、きれいな桜だ、美しい桜だと、思わず足を止めて、写真撮りに熱中してしまう（写真１）。ところが、四月の桜は、確かに美しく、見せ場を作っているからか、子ども連れ、赤ちゃん連れの親子も大勢いて、桜をバックに写真撮りに夢中になっているのも事実である。

　今は、桜も花が済んで、桜の葉っぱが、ぎっしり。そして、石川沿いの花に魅せられている私は、四月なら桜の花やナノハナ、そして……夏が深まれば、細長い葉が伸び、やがて、紅や白のヒガンバナ（写真２）が一面に咲き、お見事となる。