オンフルール Honfluer フランス
オンフルール(フランス語:Honfleur)は、フランス、北ノルマンディー地方の港町。
ノルマンディー地域圏、カルヴァドス県に属し、セーヌ川左岸の河口に位置する。
イギリス海峡に流れ入るセーヌ川左岸の河口にある住民8,000人足らずのこの街は、いつも世界中からの観光客で賑わっています。旧港から広がる迷路のような路地、石畳の坂道、カラフルな木枠のみえた古い家屋、工夫を凝らしたおしゃれな商店、どこを切り取っても絵になる港町オンフルールは日本人でも知っている人が多いことでしょう。
なぜならフランス旅行といえば、世界遺産モンサンミッシェルのツアーが有名ですが、そのツアーに必ずと言っていいほど組み込まれているからなんです。パリからモンサンミッシェルまで車で4時間、ちょうどその真ん中の2時間過ぎたあたりにあるので、お昼休憩とトイレ休憩に大型バスがやってきます。
私たちは2015年6月、フランススケッチ旅行の最後の拠点としてオンフルールに4泊しました。前の2か所が山の中でしたので、港町は新鮮でした。人気のある港町は、一歩足を踏み入れれば「なるほど、旅行好きの女子が“かわいい~”と声を上げるだろう」と納得します。
中世から貿易の拠点としての要所であったため、町は栄えノルマンディ特有の木組みで3階建て~5階建てのかわいらしい住宅が隙間なく建っています。旧港を囲むようにして、旧市庁舎、教会、住居、カフェ、レストラン、土産物屋が軒を連ねています。港にはヨットがずらっと停泊し、帆船も(観光用でしょうか)留められています(写真①②)。
さて、たどり着いた宿は港まで歩いて5分ほどの住宅街にある4階建ての住宅でした。これが想像を絶する狭さで、まず玄関のドアを開けると、すぐに幅が70㎝くらいのらせん階段を登ります。このらせん階段は4階まで続きます。つまり一階には自転車置き場と玄関しかない‥。次に2階に行くと、6畳ほどの空間にキッチンと食堂とシャワールームしかない‥。
次に3階に行くとすぐにダブルのベッドルームがあり、そのまま4階に行くとツインのベッドルームがあるという作りでした。廊下というものがない家で過去経験上一番小さな貸家で、これもまた忘れられない思い出です。たぶんこのオンフルールの背の高い建物はすべてこんなつくりになっているのだろうと推測されます。素朴な疑問として、引っ越しとかどうしてるんだろうと思ってしまいました。
どこを向いても絵になる港町は昔から画家たちのモチーフとなっていました。特に印象派はここノルマンディーから発生したといわれ、多くの画家たちがオンフルールを描いています。抜粋して画家たちが描いた絵と現在の写真を並べてみたいと思います
クロード・モネ「オンフルールの市庁舎」(写真③④)
15世紀の百年戦争時には、港は戦略的拠点となりました。この時破壊された石造りの教会を一日でも早く再建しようと、船大工たちが身近にある木材で建てたのが、サント・カトリーヌ教会です。フランス最古最大の木造教会の天井は、船底をひっくり返した造りになっています。この教会もモネが描いています(写真⑤⑥)。
ジョルジュ・スーラ「オンフルールの港」(写真⑦⑧)
この狭い4階建てのアパートではくつろぐこともできず、朝から晩までスケッチして過ごしました。
夜明け前に港でスケッチする私(写真⑨)
・『新・現代家庭考』 就職131 ・私の出会った作品69 ・この指とまれ312 ・長澤晶子のSPEED★COOKING!
・日々是好日 ・美の回廊Vol.55 ・若竹俳壇 ・わが家のニューフェイス ・計画中(笑)
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オンフルール Honfluer フランス
オンフルール(フランス語:Honfleur)は、フランス、北ノルマンディー地方の港町。
ノルマンディー地域圏、カルヴァドス県に属し、セーヌ川左岸の河口に位置する。
イギリス海峡に流れ入るセーヌ川左岸の河口にある住民8,000人足らずのこの街は、いつも世界中からの観光客で賑わっています。旧港から広がる迷路のような路地、石畳の坂道、カラフルな木枠のみえた古い家屋、工夫を凝らしたおしゃれな商店、どこを切り取っても絵になる港町オンフルールは日本人でも知っている人が多いことでしょう。
なぜならフランス旅行といえば、世界遺産モンサンミッシェルのツアーが有名ですが、そのツアーに必ずと言っていいほど組み込まれているからなんです。パリからモンサンミッシェルまで車で4時間、ちょうどその真ん中の2時間過ぎたあたりにあるので、お昼休憩とトイレ休憩に大型バスがやってきます。
私たちは2015年6月、フランススケッチ旅行の最後の拠点としてオンフルールに4泊しました。前の2か所が山の中でしたので、港町は新鮮でした。人気のある港町は、一歩足を踏み入れれば「なるほど、旅行好きの女子が“かわいい~”と声を上げるだろう」と納得します。
中世から貿易の拠点としての要所であったため、町は栄えノルマンディ特有の木組みで3階建て~5階建てのかわいらしい住宅が隙間なく建っています。旧港を囲むようにして、旧市庁舎、教会、住居、カフェ、レストラン、土産物屋が軒を連ねています。港にはヨットがずらっと停泊し、帆船も(観光用でしょうか)留められています(写真①②)。
さて、たどり着いた宿は港まで歩いて5分ほどの住宅街にある4階建ての住宅でした。これが想像を絶する狭さで、まず玄関のドアを開けると、すぐに幅が70㎝くらいのらせん階段を登ります。このらせん階段は4階まで続きます。つまり一階には自転車置き場と玄関しかない‥。次に2階に行くと、6畳ほどの空間にキッチンと食堂とシャワールームしかない‥。
次に3階に行くとすぐにダブルのベッドルームがあり、そのまま4階に行くとツインのベッドルームがあるという作りでした。廊下というものがない家で過去経験上一番小さな貸家で、これもまた忘れられない思い出です。たぶんこのオンフルールの背の高い建物はすべてこんなつくりになっているのだろうと推測されます。素朴な疑問として、引っ越しとかどうしてるんだろうと思ってしまいました。
どこを向いても絵になる港町は昔から画家たちのモチーフとなっていました。特に印象派はここノルマンディーから発生したといわれ、多くの画家たちがオンフルールを描いています。抜粋して画家たちが描いた絵と現在の写真を並べてみたいと思います
クロード・モネ「オンフルールの市庁舎」(写真③④)
15世紀の百年戦争時には、港は戦略的拠点となりました。この時破壊された石造りの教会を一日でも早く再建しようと、船大工たちが身近にある木材で建てたのが、サント・カトリーヌ教会です。フランス最古最大の木造教会の天井は、船底をひっくり返した造りになっています。この教会もモネが描いています(写真⑤⑥)。
ジョルジュ・スーラ「オンフルールの港」(写真⑦⑧)
この狭い4階建てのアパートではくつろぐこともできず、朝から晩までスケッチして過ごしました。
夜明け前に港でスケッチする私(写真⑨)