ギリシャ メテオラ(Meteora)

 メテオラ(Μετέωρα)は、ギリシャ北西部・セサリア(テッサリア)地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体。いわゆるメテオラ修道院群の総称である。その地形及びギリシャ正教の修道院文化の価値からユネスコ世界遺産(文化・自然複合遺産)に登録されている。

 その名はギリシャ語で「中空の」を意味する「メテオロス」(ετέωρος)という言葉に由来している。(ウィキペディアより)

 

 自宅を出てセントレアから成田経由ギリシャのアテネ空港近くのホテルまで家を出てからほぼ24時間時差もあってホテルの部屋にたどり着いたのは現地時間の夜中の1時でした。海外旅行が嫌になる一番の理由はこのフライトでしょうね。次の朝早く起きて、またバスに乗って6時間半、ギリシャの北西に位置するメテオラという村にたどり着きました。

 

 ここはなんというか、世界の果て、俗世と隔絶された精神世界のような‥日本でいうなら村全体が高野山のようなところでした。高い山に囲まれた乾燥した土地に、奇石というにはあまりに巨大な岩の塊があっちにもこっちにもあります。そして、その上にはどうやってこの上に建てたの??という立派な修道院が建っています。宮崎アニメ・天空の城ラピュタのモデルともいわれています。

 

 ここは古くから奇石群の割れ目や洞窟に住みつく修道士たちはいたが、修道院共同体が成立したのは14世紀のこと。戦乱にまみれた当時の人々は俗世を逃れ祈りに生きるために理想の場所を追い求めた。

 16世紀には24あった修道院のうち現在も活動しているのは6つ。そのうちの一つを拝観したのですが、女性はズボン着用、写真撮影も禁止でした。

 

 2006年、やっと義母の介護が終わり、看取ってから3回忌が済んだ年でした。

 師匠のスケッチツアー旅行に参加して、その巨大さとヨーロッパの色彩に衝撃を受けて、私はこのギリシャ旅行で劇的に描く絵が変化しました。海外へスケッチに行くというと最初は無難なフランス、イギリスあたりが多いのですが、第一回目にこの過酷なギリシャメテオラを訪れたことで、これからどんなに節約しても絶対スケッチ旅行に出かけると心に決めたのでした。

 

 アテネからメテオラへのバス道中は6時間半、景色はほとんど変わらず荒涼とした石灰岩と痩せたオリーブの木しか生えてない土地をずっと走り続けます。特にエンターテイメントのない景色を眺めていると、ふと気づいたことがありました。川がないんです。一つも流れていません。

 ガイドに聞くとすべて地下水になって表に出てきていないのだそう。そのせいで途中で寄ったサービスエリアのトイレは、ペーパーが流せず、大きなポリバケツが傍らに置いてありました。戦火を逃れて、このメテオラにたどり着いた人たちはさぞ大変だったと思います。

 

 ギリシャといえばヨーグルト、実はこの旅行で一番苦労したのは食べ物でした。ツアーだからか、どこに行っても団体料理で時間もかかります。何を食べても、オリーブオイルと塩と香草しか味がない。

 そこで唯一美味しかったのがヨーグルトとトマト。レストランではこの二つ、あとは買い食いのお菓子で乗り切ったといっても過言ではありません。

 

 また、行きたくないような観光の宝石屋さんとかお土産屋さんに連れていかれます。こういうことがあってから、ツアーではなく自分たちでのスケッチ旅行を組み始めました。

 せっかく努力して貯めたお金でやっと行ける海外スケッチ。自由な時間の使い方と自分たちに合った食べ物、自分たちの行きたい場所に行って自由に絵を描きたい。

 間違いなくこのメテオラは私のターニングポイントとなった忘れられない村でした。

 

Copyright©2003-2017 Akai Newspaper dealer

プライバシーポリシー

あかい新聞店・常滑店

新聞■折込広告取扱■求人情報■ちたろまん■中部国際空港配送業務

電話:0569-35-2861

 

あかい新聞店・武豊店

電話:0569-72-0356

あかい新聞店・常滑店

新聞■折込広告取扱■求人情報■ちたろまん■中部国際空港配送業務

電話:0569-35-2861

あかい新聞店・武豊店

電話:0569-72-0356

 

Copyright©2003-2017 Akai Newspaper dealer

プライバシーポリシー

ギリシャ メテオラ(Meteora)

 メテオラ(Μετέωρα)は、ギリシャ北西部・セサリア(テッサリア)地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体。いわゆるメテオラ修道院群の総称である。その地形及びギリシャ正教の修道院文化の価値からユネスコ世界遺産(文化・自然複合遺産)に登録されている。

 その名はギリシャ語で「中空の」を意味する「メテオロス」(μετέωρος)という言葉に由来している。(ウィキペディアより)

 

 自宅を出てセントレアから成田経由ギリシャのアテネ空港近くのホテルまで家を出てからほぼ24時間時差もあってホテルの部屋にたどり着いたのは現地時間の夜中の1時でした。海外旅行が嫌になる一番の理由はこのフライトでしょうね。次の朝早く起きて、またバスに乗って6時間半、ギリシャの北西に位置するメテオラという村にたどり着きました。

 

 ここはなんというか、世界の果て、俗世と隔絶された精神世界のような‥日本でいうなら村全体が高野山のようなところでした。高い山に囲まれた乾燥した土地に、奇石というにはあまりに巨大な岩の塊があっちにもこっちにもあります。そして、その上にはどうやってこの上に建てたの??という立派な修道院が建っています。宮崎アニメ・天空の城ラピュタのモデルともいわれています。

 

 ここは古くから奇石群の割れ目や洞窟に住みつく修道士たちはいたが、修道院共同体が成立したのは14世紀のこと。戦乱にまみれた当時の人々は俗世を逃れ祈りに生きるために理想の場所を追い求めた。

 16世紀には24あった修道院のうち現在も活動しているのは6つ。そのうちの一つを拝観したのですが、女性はズボン着用、写真撮影も禁止でした。

 

 2006年、やっと義母の介護が終わり、看取ってから3回忌が済んだ年でした。

 師匠のスケッチツアー旅行に参加して、その巨大さとヨーロッパの色彩に衝撃を受けて、私はこのギリシャ旅行で劇的に描く絵が変化しました。海外へスケッチに行くというと最初は無難なフランス、イギリスあたりが多いのですが、第一回目にこの過酷なギリシャメテオラを訪れたことで、これからどんなに節約しても絶対スケッチ旅行に出かけると心に決めたのでした。

 

 アテネからメテオラへのバス道中は6時間半、景色はほとんど変わらず荒涼とした石灰岩と痩せたオリーブの木しか生えてない土地をずっと走り続けます。特にエンターテイメントのない景色を眺めていると、ふと気づいたことがありました。川がないんです。一つも流れていません。

 ガイドに聞くとすべて地下水になって表に出てきていないのだそう。そのせいで途中で寄ったサービスエリアのトイレは、ペーパーが流せず、大きなポリバケツが傍らに置いてありました。戦火を逃れて、このメテオラにたどり着いた人たちはさぞ大変だったと思います。

 

 ギリシャといえばヨーグルト、実はこの旅行で一番苦労したのは食べ物でした。ツアーだからか、どこに行っても団体料理で時間もかかります。何を食べても、オリーブオイルと塩と香草しか味がない。

 そこで唯一美味しかったのがヨーグルトとトマト。レストランではこの二つ、あとは買い食いのお菓子で乗り切ったといっても過言ではありません。

 

 また、行きたくないような観光の宝石屋さんとかお土産屋さんに連れていかれます。こういうことがあってから、ツアーではなく自分たちでのスケッチ旅行を組み始めました。

 せっかく努力して貯めたお金でやっと行ける海外スケッチ。自由な時間の使い方と自分たちに合った食べ物、自分たちの行きたい場所に行って自由に絵を描きたい。

 間違いなくこのメテオラは私のターニングポイントとなった忘れられない村でした。