わが家の庭は、まさに雑草園。季節によって、いろいろな花が、と言いたいが、雑草が庭に生い茂る。

　先月、この欄で記したオオキンケイギク（北アメリカ原産の多年生草本で、特定外来生物に指定されている）こんなものまで、花の数は少ないものゝ、ドクダミの端に五つばかりの花を咲かせ、エエッ！　何故こんな花が庭に！と驚かされていたものである。

　さらに驚いたものはヒルザキツキミソウ。名前もさることながら、ピンクの花びらを広げて、あゝ昼からお月見してるの、なんて、庭の片隅ながら、十五、六こばかりの花を見ていた。

　美しく咲くのは、ピンクや白の花を咲かせるホタルブクロ。

　ホタルが入って、光ってくれれば、素敵だナと思ってみたりであるが、残念ながら、ホタルはいない。

　そしてまた片隅ながら、ヒメコバンソウ。実が小判のような形をしているが、大きさは五～七ミリ程度で、数だけは一房に十～二十程つけていて、その数は、三十～四十になるだろう。

　そして、庭の半分近くまで白い花が、と思ってしまうもの 四枚をつけて、ドンドン、バシバシと庭に広がるドクダミの花。（写真1）

　普通に言えば、写真(2)に見るように、花びら四枚なのに、実はこれ、花びらでなく、総苞片と呼び、一般の花の「がく」に相当するもので、花びらは総苞片の中心から、上へ突き出し、小さい花が実に多く、ついているのである。

　とに角ドクダミは、草全体に強いにおいがあり、別名ジュウヤクと言うのは、漢字で書けば十薬で、ドクダミの薬効が、十種類もあるということであるとか。

Oh！放りっぱなしのわが家の庭に咲く、木々や草花の美しさに感動である。