私には男の孫が5人います。「産まれてきてくれてありがとう」の気持ちがいっぱいです。

　顔も性格もそれぞれ違います。唯一の共通点はイマドキの「ゲーム好き」。高校生から保育園の年長組と年の差はありますが、戦闘ゲームをやり始めると一緒に盛り上がってます。チビゲーマーは、負けると悔やしがり、すねたり。先輩ゲーマーは、そんなチビゲーマーたちをなだめたり、プレイを続行させる「術」を持ってるんですよね。私なら即刻「ゲーム禁止令」を出しますよ。孫同士で成長してる様子がほほえましいです。

　そんな私が時々チビゲーマーのお世話をする事といえば、食べる事とお風呂。これが実は大変な時期がありまして…。「食物アレルギー」の強い孫が2人。乳、卵、小麦、落花生、キウイフルーツ、加えて犬。

　ある夏の日の昼食。冷や麦を食べさせようとして、ヒヤッと危機一髪！又ある時は原材料を見落として、人気キャラクターのパッケージに目を盗られ、クッキー2枚を食べさせてしまい、唇がみるみる腫れ上がり、持参してた薬を飲ませ緊急事態脱出。ハラハラドキドキしながらのお世話係りでした。

　今は孫も、周りの友達と同じ物が食べれない不自由さを持ちながら、アレルギー体質である事、命にかかわるんだって事を理解できるようになり、私の孫のお世話は、気が楽になりました。

　彼らは、カードゲームも飽きずにやってます。そのカードの量の多い事。トランプなら53枚で済むのにね。座卓に並べ、畳はじゅうたんの様。「片付けてね！」と苛立つ私を見て、「じゃあ、片付けてやるわ」と言った保育園年長児。カードを種類別にまとめ出す孫を私も手伝いましたよ。そのややこしいこと、ややこしいこと。「これは、どこに入れたらいいかな？」と何度も聞いていたら、ナント…「ばあちゃん！自分で考えて！！」あーぁ、孫に軍配（笑）。

磯貝　みよ子

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