セントレアからヨーロッパへ直接入るには、ルフトハンザ航空かフィンランド航空しかありません。

ルフトハンザはフランクフルト乗り継ぎ、フィンエアーはヘルシンキ乗り継ぎです。個人的な好みですが私は断然フィンエアー派です。まず第一に乗っている時間が短い。フィンエアーは往路で9時間復路では10時間に対し、ルフトハンザは往路で11時間30分、復路では12時間30分かかります。飛行機嫌いの私には2時間半の差は大きいんです。機内サービスとかアテンダントの質とかそれはさておいて、第二は乗り継ぎがスムーズだという事。フランクフルト空港など巨大空港は広すぎて地下に行ったり登ったり、乗り継ぎ便がローカルだと遠く長いウイングの端まで行かなければいけない事もざらです。トランジットが90分しかなくて入国審査が長い行列だと本当に焦ります。

比較的コンパクトなヘルシンキは乗り継ぎも楽です。

 

スケッチ仲間も高齢化して安い航空会社を使って何度も乗り継ぎをして大きなトランクをピックアップするのは大変ですし、バゲージスルー(目的地まで荷物が直行でいく)で、ちょっとだけ足元の広いお座席(片道+7,000円くらい)にしてもらいます。

 

そんな感じで今回の目的のスコットランドエジンバラ空港へ着いたのは夕方17:30。レンタカーは、大型ハッチバックのオートマでした。安全に乗るために、ケチらずに保険はフルカバーにします。エジンバラ空港はなんとなくローカルな空港でした。高速道路もわかりやすく、迷う事なくナビに従い、最初の宿泊地、スターリングに到着しました。

 

スターリングはエジンバラから1時間ほどの古い城下町(写真1・2)といった風情です。かつてスコットランド王国の首都であり、2002年にエリザベス2世より都市の称号を与えられたスコットランドでは最も小さい都市(city)です。スターリングは城と城下町が2本の道路で結ばれて近くてコンパクトで観光しやすいところでした。

 

2日目にはロングドライブを計画、往復で540キロのスコットランドで最も美しいと言われているハイランド地方の、アイリーン・ドナン城へ向かいます。朝5時、暗く霧で視界は200mくらい、幹線道路をセンターラインを頼りに北へ向かいます。イギリスは大都市を除けばほとんど信号はありません。ロータリーで左回り、先に入った車が優先です。

なれるまでちょっとかかります、大縄跳びに入るような気持ちがします。センターラインを頼りに2時間ほどたつと白々と夜が明けても霧は晴れません。こんなところを走っていたのだと帰り道にやっと景色がわかった次第です。

 

私たちの旅は、スケッチが目的のため、予備知識にはあんまり観光スポットを入れませんでした。3時間半くらい走ったところで大きな湖のほとりにサービスエリアがありました。トイレ休憩によったら、なんとここがネス湖でした。たくさんの恐竜のぬいぐるみが置かれ、日本のお土産屋さんのようにグッズがいっぱい売っています。私たちの後から観光バスやら次々と入ってきました。本当にただの湖です。浜名湖よりちょっと大きいくらい。思わぬ観光スポットでした。

 

そんなドライブも5時間半、3人でかわるがわる運転して10時半にやっと到着。こういう時、苦労してめぐりあった美しい風景に息をのむとはこういうことだと実感します。これだから旅はやめられない。無数の島々、入り組んだ内陸、自然の要塞のようなこのハイランド地方は交通網の整備ができないのです。だから手つかずの風景が残されている。こんなところが日本にあったらあっという間にホテルラッシュでしょうね。海沿いに建つアイリーン・ドナン城は、着いた10時半には海の中(写真)でしたがあっという間に潮が引き始め、スケッチを始めるころには完全に干上がっていました(写真3・4)。たくさんの観光客、中国の方が目立ちました。作っていったお弁当を食べ、スケッチをし、3時くらいに帰途につきました。いろんな城をまわりましたが、スコットランドへ行かれる機会がありましたら、一見の価値ありだと思います。

 

次に訪れた、ブラックネス城は、とてもかっこいい城でした。実はここは日本のガイドブックには掲載しておらず、今回の旅行に際して、ヒストリックパス(政府発行の周遊券)を買ったらその一覧に入っていたのです。名前が気に入って検索すると、上から見ると軍艦の形に作られているのだそう。ブラックネス城は、エジンバラの西30分くらいにあります。海の中に突き出た城は、満潮ですとまさに出航していく軍艦のようです。(写真5)(スケッチ1)

 

ファイフ王国へつづく

 

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ルフトハンザはフランクフルト乗り継ぎ、フィンエアーはヘルシンキ乗り継ぎです。個人的な好みですが私は断然フィンエアー派です。まず第一に乗っている時間が短い。フィンエアーは往路で9時間復路では10時間に対し、ルフトハンザは往路で11時間30分、復路では12時間30分かかります。飛行機嫌いの私には2時間半の差は大きいんです。機内サービスとかアテンダントの質とかそれはさておいて、第二は乗り継ぎがスムーズだという事。フランクフルト空港など巨大空港は広すぎて地下に行ったり登ったり、乗り継ぎ便がローカルだと遠く長いウイングの端まで行かなければいけない事もざらです。トランジットが90分しかなくて入国審査が長い行列だと本当に焦ります。

比較的コンパクトなヘルシンキは乗り継ぎも楽です。

 

スケッチ仲間も高齢化して安い航空会社を使って何度も乗り継ぎをして大きなトランクをピックアップするのは大変ですし、バゲージスルー(目的地まで荷物が直行でいく)で、ちょっとだけ足元の広いお座席(片道+7,000円くらい)にしてもらいます。

 

そんな感じで今回の目的のスコットランドエジンバラ空港へ着いたのは夕方17:30。レンタカーは、大型ハッチバックのオートマでした。安全に乗るために、ケチらずに保険はフルカバーにします。エジンバラ空港はなんとなくローカルな空港でした。高速道路もわかりやすく、迷う事なくナビに従い、最初の宿泊地、スターリングに到着しました。

 

スターリングはエジンバラから1時間ほどの古い城下町(写真1・2)といった風情です。かつてスコットランド王国の首都であり、2002年にエリザベス2世より都市の称号を与えられたスコットランドでは最も小さい都市(city)です。スターリングは城と城下町が2本の道路で結ばれて近くてコンパクトで観光しやすいところでした。

 

2日目にはロングドライブを計画、往復で540キロのスコットランドで最も美しいと言われているハイランド地方の、アイリーン・ドナン城へ向かいます。朝5時、暗く霧で視界は200mくらい、幹線道路をセンターラインを頼りに北へ向かいます。イギリスは大都市を除けばほとんど信号はありません。ロータリーで左回り、先に入った車が優先です。

なれるまでちょっとかかります、大縄跳びに入るような気持ちがします。センターラインを頼りに2時間ほどたつと白々と夜が明けても霧は晴れません。こんなところを走っていたのだと帰り道にやっと景色がわかった次第です。

 

私たちの旅は、スケッチが目的のため、予備知識にはあんまり観光スポットを入れませんでした。3時間半くらい走ったところで大きな湖のほとりにサービスエリアがありました。トイレ休憩によったら、なんとここがネス湖でした。たくさんの恐竜のぬいぐるみが置かれ、日本のお土産屋さんのようにグッズがいっぱい売っています。私たちの後から観光バスやら次々と入ってきました。本当にただの湖です。浜名湖よりちょっと大きいくらい。思わぬ観光スポットでした。

 

そんなドライブも5時間半、3人でかわるがわる運転して10時半にやっと到着。こういう時、苦労してめぐりあった美しい風景に息をのむとはこういうことだと実感します。これだから旅はやめられない。無数の島々、入り組んだ内陸、自然の要塞のようなこのハイランド地方は交通網の整備ができないのです。だから手つかずの風景が残されている。こんなところが日本にあったらあっという間にホテルラッシュでしょうね。海沿いに建つアイリーン・ドナン城は、着いた10時半には海の中(写真)でしたがあっという間に潮が引き始め、スケッチを始めるころには完全に干上がっていました(写真3・4)。たくさんの観光客、中国の方が目立ちました。作っていったお弁当を食べ、スケッチをし、3時くらいに帰途につきました。いろんな城をまわりましたが、スコットランドへ行かれる機会がありましたら、一見の価値ありだと思います。

 

次に訪れた、ブラックネス城は、とてもかっこいい城でした。実はここは日本のガイドブックには掲載しておらず、今回の旅行に際して、ヒストリックパス(政府発行の周遊券)を買ったらその一覧に入っていたのです。名前が気に入って検索すると、上から見ると軍艦の形に作られているのだそう。ブラックネス城は、エジンバラの西30分くらいにあります。海の中に突き出た城は、満潮ですとまさに出航していく軍艦のようです。(写真5)(スケッチ1)

 

ファイフ王国へつづく