南コルシカで初めて有料トイレに入りました。観光地化されていない前半の北コルシカでは、村に入っても公衆トイレがありませんでした。お土産屋は有ってもトイレが無い。観光バスは来るのにトイレがない。トイレに入るのにカフェでコーラを飲むといった悪循環でした。

 

旅も後半にはいり、観光で有名なボニファシオやサルテーヌに滞在して初めて有料公衆トイレがありました。入るのに50セント(約70円)かかりますがこれはヨーロッパでは普通のことです。それは、水道代、ペーパー代、清掃などの維持コスト分の収入を得なければならないからです。また、町の収入源として有料化している場合もあります。そして監視人をおいて有料化する理由の一つとして挙げられるのは、犯罪です。女子トイレが特にそうですが、個室内は密室で、その中で犯罪がおこっていても気が付かれにくいことが多いのです。そうした危険な場所を有料化することで、少しでも犯罪を減らすという目的もあります。日本人は公衆トイレが有ることはごくごく当たり前と思っていますが、ほかの国はそうではないのです。水に流せるティッシュペーパーを持っていくのも必須です。カフェに入っても水とおしぼりは出てきません。もちろん除菌ティッシュが非常に役に立ちます。

 

衛生面から一言。フランスは、環境への配慮が欠けていると思われます。ゴミ出しのルールもいい加減です。一応3種類に分けられているけれど、超適当な感じでびっくりします。在住の日本人に言わせるとそういう教育がされていないのだそうです。また特に外で絵を描く私にとって気になったのはペットの糞を拾わないこと。フランスはどこに行ってもこれが落ちています。これも一応対応されて公共施設には糞をさせないよう看板がありましたが…

それから家には網戸がないのです。暑い国は、ハエが多いのですが、網戸の文化がないのか、まずお目にかかりません。蚊も蠅もけっこう見ました。

風を入れるのに窓を開けていると虫たちの他、枯れ葉なども舞い込んできます。お店でもテラスで食べているとハエが寄ってきます。スーパーの燻製やパンのケースにハエが入っていたり、果物にコバエがたかっていたりしてました。コルシカのHPには、デング熱への注意が呼びかけられていました。ヨーロッパの人は気にならないかというとそうでもなく、蚊取り線香も虫よけハーブも売っています。網戸つければいいのになあ~と思って過ごしました。借りたおうちでは、昼間ずっと蚊取り線香をたいて過ごしました。

見習いところももちろんあります。

居間の中にゴミ箱がないのです。これはもうヨーロッパ中どこに行っても居間の中にゴミ箱がありません。

なぜか?生活感を出さずスタイリッシュに美しい居間であるべきだからです。ゴミ箱があるのは、キッチンのシンク下、バスルーム(トイレ)です。

居間にはいつでも来客が来てもいいような、生活感のない美しい空間が整っています。照明は間接照明ですし、絵画やアンティークが飾られて家人のセンスがうかがえます。私たちはムードという生活とは無縁でテレビを見ながら、ティッシュを使ったり、お菓子を食べたりするのにゴミ箱がない!! 不便さにスーパーのゴミ袋をおしゃれな壺の中に入れたりして使っていました。また明るい照明になれている私には、間接照明は夜になると見えにくいものでした。

 

個人的に言えば、私は入浴が短くカラスの行水で、シャワーでも平気ですが、フランス人は風呂に入る習慣がないのでバスタブのある家がほとんどありません。今回の旅も2週間シャワーでした。フランス人は毎日頭を洗わないしゴシゴシこすって自分の体臭を消さないんです。フランス人の香水好きは有名ですが、自分の体臭と香水の匂いが混ざって自分だけの香りを気に入っていると思ってください。鼻がいい私はこれにも時々辟易します。偶然、機内で隣になったイケメン男性の体臭とか、品の良いマダムの香水とか、石鹸や柔軟剤、化粧品も匂いの強いものが多いと思います。逆に汗臭い人には出会いませんでした。日本だと電車や地下街で汗臭かったり、室内干しの生乾きの匂いの人がいますけど、海外では外での作業員の人でもすれ違うといい匂いがします。これも文化の違いですね。

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南コルシカで初めて有料トイレに入りました。観光地化されていない前半の北コルシカでは、村に入っても公衆トイレがありませんでした。お土産屋は有ってもトイレが無い。観光バスは来るのにトイレがない。トイレに入るのにカフェでコーラを飲むといった悪循環でした。

 

旅も後半にはいり、観光で有名なボニファシオやサルテーヌに滞在して初めて有料公衆トイレがありました。入るのに50セント(約70円)かかりますがこれはヨーロッパでは普通のことです。それは、水道代、ペーパー代、清掃などの維持コスト分の収入を得なければならないからです。また、町の収入源として有料化している場合もあります。そして監視人をおいて有料化する理由の一つとして挙げられるのは、犯罪です。女子トイレが特にそうですが、個室内は密室で、その中で犯罪がおこっていても気が付かれにくいことが多いのです。そうした危険な場所を有料化することで、少しでも犯罪を減らすという目的もあります。日本人は公衆トイレが有ることはごくごく当たり前と思っていますが、ほかの国はそうではないのです。水に流せるティッシュペーパーを持っていくのも必須です。カフェに入っても水とおしぼりは出てきません。もちろん除菌ティッシュが非常に役に立ちます。

 

衛生面から一言。フランスは、環境への配慮が欠けていると思われます。ゴミ出しのルールもいい加減です。一応3種類に分けられているけれど、超適当な感じでびっくりします。在住の日本人に言わせるとそういう教育がされていないのだそうです。また特に外で絵を描く私にとって気になったのはペットの糞を拾わないこと。フランスはどこに行ってもこれが落ちています。これも一応対応されて公共施設には糞をさせないよう看板がありましたが…

それから家には網戸がないのです。暑い国は、ハエが多いのですが、網戸の文化がないのか、まずお目にかかりません。蚊も蠅もけっこう見ました。

風を入れるのに窓を開けていると虫たちの他、枯れ葉なども舞い込んできます。お店でもテラスで食べているとハエが寄ってきます。スーパーの燻製やパンのケースにハエが入っていたり、果物にコバエがたかっていたりしてました。コルシカのHPには、デング熱への注意が呼びかけられていました。ヨーロッパの人は気にならないかというとそうでもなく、蚊取り線香も虫よけハーブも売っています。網戸つければいいのになあ~と思って過ごしました。借りたおうちでは、昼間ずっと蚊取り線香をたいて過ごしました。

見習いところももちろんあります。

居間の中にゴミ箱がないのです。これはもうヨーロッパ中どこに行っても居間の中にゴミ箱がありません。

なぜか?生活感を出さずスタイリッシュに美しい居間であるべきだからです。ゴミ箱があるのは、キッチンのシンク下、バスルーム(トイレ)です。

居間にはいつでも来客が来てもいいような、生活感のない美しい空間が整っています。照明は間接照明ですし、絵画やアンティークが飾られて家人のセンスがうかがえます。私たちはムードという生活とは無縁でテレビを見ながら、ティッシュを使ったり、お菓子を食べたりするのにゴミ箱がない!! 不便さにスーパーのゴミ袋をおしゃれな壺の中に入れたりして使っていました。また明るい照明になれている私には、間接照明は夜になると見えにくいものでした。

 

個人的に言えば、私は入浴が短くカラスの行水で、シャワーでも平気ですが、フランス人は風呂に入る習慣がないのでバスタブのある家がほとんどありません。今回の旅も2週間シャワーでした。フランス人は毎日頭を洗わないしゴシゴシこすって自分の体臭を消さないんです。フランス人の香水好きは有名ですが、自分の体臭と香水の匂いが混ざって自分だけの香りを気に入っていると思ってください。鼻がいい私はこれにも時々辟易します。偶然、機内で隣になったイケメン男性の体臭とか、品の良いマダムの香水とか、石鹸や柔軟剤、化粧品も匂いの強いものが多いと思います。逆に汗臭い人には出会いませんでした。日本だと電車や地下街で汗臭かったり、室内干しの生乾きの匂いの人がいますけど、海外では外での作業員の人でもすれ違うといい匂いがします。これも文化の違いですね。