毎年10月の声を聴くと次の年のスケッチ旅行の計画を立てる時期になります。

 

行先から、参加人数(3~4人)、予算(30万以内)、スケジュール(14~18日)などすべてを私個人で組みます。

 

いつもなら2・3か所の候補の中からメンバーに相談するとすぐ決まるのですが、今回はこれが難航しました。

 

 去年一昨年といったイギリス・ベルギーが6月とは思えないほど驚くほど寒く、また雨の多いことでスケッチが思うようにできなかったことで(風景画家としては題材の欠如につながります)今年は、温暖な地域に行きたいと全員からリクエストがきました。

 

行き先が決まらないまま1ヶ月。ある日師匠が、コルシカ島はどうだろう?といってきました。

 

コルシカ島???あのナポレオンが生まれた島…くらいの知識しかなかったのですが、この一言が今回の不思議なご縁を生むことになりました。

 

コルシカ島・・フランスとイタリアの間、地中海に浮かぶ広島県ほどの島です。先史以前にはケルト人文化が栄え島のあちこちに遺跡が残り、中世にはイタリア領だったこともありますが、18世紀独立戦争の末、現在はフランスに属しています。

 

2700mを超える山岳地帯をもち、フランスの中で唯一自然世界遺産があります。美しい海とグルメを求めて、ヨーロッパ中からセレブが集う一大バカンス地になっています。

 

コルシカ島は、西側と東側が全く違う文化、環境を持っています。そこで最初の1週間を東、後の1週間を西に滞在することにしました。

 

さて、ここで宿を見つけるのが一仕事です。有名なブッキングドットコムBOOKING.COMやトリップアドバイザーや民泊サイトAIRBNB などを駆使して調べるのですが、空港ホテルや家族で泊まる小さな家を見つけるのは簡単ですが、6~8月のトップバカンスシーズン一人一部屋の一軒家をしかも手ごろな値段で探すのはとても大変です。

 

そこで最近は、自治体のホームページに活用するようにしています。

 

イギリス旅行でもおおいに参考になりましたが、周遊券とか、クーポン券とかお勧めの宿も載っていて結構使えます。

 

日本語のサイトはありませんので英語で検索するか、Google翻訳で頼ります。

 

そんな苦心惨憺して、いろんな宿にメールを送り、決まったのが小さな村 ノンザ(Nonza)というところでした。

 

ノンザという村は、観光ガイドを見てもまずその名前を聞くことはないでしょう。

 

知多半島にも似たカップコルスという一周100kmの北に突き出た半島の西海岸にある美しい村です。

 

私はこんなメールを送っています。

 

「初めまして。私たちは日本の画家のグループです。6月にコルシカ島を訪れてスケッチして回る旅を計画しています。あなたの宿は美しく、ロケーションも素晴らしいですね。よろしくお願いします。」

 

宿の主人はとても良い方で、私たちの訪問を喜んでくれます。そこで、不思議なご縁の話をされました。

 

1960年代、イタリアの画家レオノール・フィニという女流画家は、ノンザ村の私たちが借りる家に滞在していたということです。彼女は、ノンザの村が大変気に入り、この村の修道院を買い取りました。そして毎年、友人のドイツ人画家マックス・エルンストを呼び、夏はここで過ごしたのだそうです。

 

宿の主人は、50年たってまた日本の画家たちがこの村を訪問することにとても不思議な縁を感じるをおっしゃって、ぜひ日本とコルシカを結ぶ芸術の架け橋になりたいといっておられます。私たちは、事前にポートフォリオを送り、コルシカのメディアTV取材を受けることになりました。

 

この原稿が載るのは3月ですが、次回7月号にはこの話の後日談が書けると思います。

 

では、最後に水彩 6号「 うつろい」

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毎年10月の声を聴くと次の年のスケッチ旅行の計画を立てる時期になります。

 

行先から、参加人数(3~4人)、予算(30万以内)、スケジュール(14~18日)などすべてを私個人で組みます。

 

いつもなら2・3か所の候補の中からメンバーに相談するとすぐ決まるのですが、今回はこれが難航しました。

 

 去年一昨年といったイギリス・ベルギーが6月とは思えないほど驚くほど寒く、また雨の多いことでスケッチが思うようにできなかったことで(風景画家としては題材の欠如につながります)今年は、温暖な地域に行きたいと全員からリクエストがきました。

 

行き先が決まらないまま1ヶ月。ある日師匠が、コルシカ島はどうだろう?といってきました。

 

コルシカ島???あのナポレオンが生まれた島…くらいの知識しかなかったのですが、この一言が今回の不思議なご縁を生むことになりました。

 

コルシカ島・・フランスとイタリアの間、地中海に浮かぶ広島県ほどの島です。先史以前にはケルト人文化が栄え島のあちこちに遺跡が残り、中世にはイタリア領だったこともありますが、18世紀独立戦争の末、現在はフランスに属しています。

 

2700mを超える山岳地帯をもち、フランスの中で唯一自然世界遺産があります。美しい海とグルメを求めて、ヨーロッパ中からセレブが集う一大バカンス地になっています。

 

コルシカ島は、西側と東側が全く違う文化、環境を持っています。そこで最初の1週間を東、後の1週間を西に滞在することにしました。

 

さて、ここで宿を見つけるのが一仕事です。有名なブッキングドットコムBOOKING.COMやトリップアドバイザーや民泊サイトAIRBNB などを駆使して調べるのですが、空港ホテルや家族で泊まる小さな家を見つけるのは簡単ですが、6~8月のトップバカンスシーズン一人一部屋の一軒家をしかも手ごろな値段で探すのはとても大変です。

 

そこで最近は、自治体のホームページに活用するようにしています。

 

イギリス旅行でもおおいに参考になりましたが、周遊券とか、クーポン券とかお勧めの宿も載っていて結構使えます。

 

日本語のサイトはありませんので英語で検索するか、Google翻訳で頼ります。

 

そんな苦心惨憺して、いろんな宿にメールを送り、決まったのが小さな村 ノンザ(Nonza)というところでした。

 

ノンザという村は、観光ガイドを見てもまずその名前を聞くことはないでしょう。

 

知多半島にも似たカップコルスという一周100kmの北に突き出た半島の西海岸にある美しい村です。

 

私はこんなメールを送っています。

 

「初めまして。私たちは日本の画家のグループです。6月にコルシカ島を訪れてスケッチして回る旅を計画しています。あなたの宿は美しく、ロケーションも素晴らしいですね。よろしくお願いします。」

 

宿の主人はとても良い方で、私たちの訪問を喜んでくれます。そこで、不思議なご縁の話をされました。

 

1960年代、イタリアの画家レオノール・フィニという女流画家は、ノンザ村の私たちが借りる家に滞在していたということです。彼女は、ノンザの村が大変気に入り、この村の修道院を買い取りました。そして毎年、友人のドイツ人画家マックス・エルンストを呼び、夏はここで過ごしたのだそうです。

 

宿の主人は、50年たってまた日本の画家たちがこの村を訪問することにとても不思議な縁を感じるをおっしゃって、ぜひ日本とコルシカを結ぶ芸術の架け橋になりたいといっておられます。私たちは、事前にポートフォリオを送り、コルシカのメディアTV取材を受けることになりました。

 

この原稿が載るのは3月ですが、次回7月号にはこの話の後日談が書けると思います。

 

では、最後に水彩 6号「 うつろい」