私は「日本のベニス 新湊」というキャッチフレーズに惹かれて2泊3日の旅行に出かけました。

 

2022年9月

先ずは交通です。お車ですと名古屋高速~名神~東海北陸道~北陸自動車小杉ICを経由し約3時間半余り。遠~いと思われるかもしれませんが考えると3時間半も走れば日本の国の端から端へ移動できるなんてすごいことです。

3時間半は休み休み行けば、楽しいドライブです。しかしながら、私が苦痛だったのはトンネルの多さでした。砺波ICまでの上りのトンネルの数はなんと54本にものぼります。加えて白川郷から向こうは片側一車線、明けても暮れてもトンネルで見えるのも山ばかり‥この閉塞感はなかなかつらいものがあります。

小矢部砺波ICを降りれば富山の市街地まではすぐです。宿は旅行支援も使い、天然温泉付きのビジネスホテルにしました。最近では小綺麗なビジネスホテルも増えて、女子旅を応援する女性専用フロアやアメニティも充実しており、女子一人旅にはお勧めです。

 

一日目は日曜日なので開いている、美術館(日本は公共施設は月曜日休みが多い)回りをしました。

富山県美術館(TAD)…2017年に建てられたアートとデザインをつなぐ新しい美術館。屋上庭園もあり池に面したガラス張りの美しい建物。ちょうど西洋絵画400年の旅、小さい作品ながらルノワール、モネ、モディリアーニなどオールスターの展覧会が見られました。

富山市ガラス美術館…隈研吾さんデザインの美しい美術館。幻想的なガラスのオブジェが次から次へとみられますが、作品をSNSにあげたり、発表してはいけないそうで紹介できないのが残念です。レトロな路面電車が走るのを見ながら、窓辺のカフェでのんびりしました。

 

さて次の日、新湊の遊覧船に予約が入れてありました。ところが朝一番に観光船から電話がはいり「風が出て船が出せなくなるかもしれないからできるだけ早く来て!」とのことです。

予定を繰り上げて桟橋にいくとそんなに風もないのに大げさだと思いました。しかしこの後、どうしてだめなのかを思い知らされます。

 

新湊は、内川という川べりにぎりぎりに木造家屋が立ち並び、背の低い橋が12あります。

海王丸パークから船出して内川を行く遊覧船は船の屋根ぎりぎりに橋をくぐるので、写真が撮りたくて立っていると船頭さんに「危ない」とたしなめられました。

橋を2、3紹介しますと

東橋…内川にかかる珍しい屋根付きの橋です。スペイン建築家がデザインした外観は、おしゃれな赤色でそこだけノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

神楽橋…内川にかかる橋のひとつで、地元出身の工芸作家である大伴二三弥氏が製作したステンドグラスがはめ込まれています。

本心をいうとベニスとはかけ離れているとは思いましたが、新湊にはレトロっぽいひなびた絵になる風景がありました。

 

さて外回りの帰り道が大変でした。日本海の外洋に出るものですから、これが結構揺れて平たい遊覧船は軽く1mは上下していました。これが風が強くなると船が出せない理由でした。

何とか帰り着くと、次の船からは全部欠航になってしまいました。

ここに素敵なポスターが張ってあって吉永小百合さんが新湊の橋に立ち遠くに立山連峰が見えるというものでした。「この場所はどこですか?」と聞いたら「ああこれは合成だよ」と素っ気ない返事。どこにでもあるある的な映え写真ですね。

夕暮れの新湊が撮りたかったのですが、風も出て寒くなってきたので大急ぎで2枚スケッチだけして帰りました。

 

海王丸パークでは商船学校の練習船として活躍した帆船海王丸。世界中の人から「海の貴婦人」と呼ばれて親しまれたその船を、新湊で見ることができるんです。また「富山のベイブリッジ」とも言われる新湊大橋。全長3.6kmで富山湾&立山連峰を一望できます。驚くことに、この橋は2層構造で下層は景色を楽しみながら歩いたり自転車で通行ができます。

歩きながらすぐ横に壮大な海や船が見えるんですって。

 

3日目は朝から雨、仕事の都合もあって早々に引き上げることにしました。

生まれて初めて一人旅をして、旅魂が再燃してしまいました。人生は短い、できることは今のうちに、思い立ったらすぐやりましょう。

 

Copyright©2003-2017 Akai Newspaper dealer

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私は「日本のベニス 新湊」というキャッチフレーズに惹かれて2泊3日の旅行に出かけました。

 

2022年9月

先ずは交通です。お車ですと名古屋高速~名神~東海北陸道~北陸自動車小杉ICを経由し約3時間半余り。遠~いと思われるかもしれませんが考えると3時間半も走れば日本の国の端から端へ移動できるなんてすごいことです。

3時間半は休み休み行けば、楽しいドライブです。しかしながら、私が苦痛だったのはトンネルの多さでした。砺波ICまでの上りのトンネルの数はなんと54本にものぼります。加えて白川郷から向こうは片側一車線、明けても暮れてもトンネルで見えるのも山ばかり‥この閉塞感はなかなかつらいものがあります。

小矢部砺波ICを降りれば富山の市街地まではすぐです。宿は旅行支援も使い、天然温泉付きのビジネスホテルにしました。最近では小綺麗なビジネスホテルも増えて、女子旅を応援する女性専用フロアやアメニティも充実しており、女子一人旅にはお勧めです。

 

一日目は日曜日なので開いている、美術館(日本は公共施設は月曜日休みが多い)回りをしました。

富山県美術館(TAD)…2017年に建てられたアートとデザインをつなぐ新しい美術館。屋上庭園もあり池に面したガラス張りの美しい建物。ちょうど西洋絵画400年の旅、小さい作品ながらルノワール、モネ、モディリアーニなどオールスターの展覧会が見られました。

富山市ガラス美術館…隈研吾さんデザインの美しい美術館。幻想的なガラスのオブジェが次から次へとみられますが、作品をSNSにあげたり、発表してはいけないそうで紹介できないのが残念です。レトロな路面電車が走るのを見ながら、窓辺のカフェでのんびりしました。

 

さて次の日、新湊の遊覧船に予約が入れてありました。ところが朝一番に観光船から電話がはいり「風が出て船が出せなくなるかもしれないからできるだけ早く来て!」とのことです。

予定を繰り上げて桟橋にいくとそんなに風もないのに大げさだと思いました。しかしこの後、どうしてだめなのかを思い知らされます。

 

新湊は、内川という川べりにぎりぎりに木造家屋が立ち並び、背の低い橋が12あります。

海王丸パークから船出して内川を行く遊覧船は船の屋根ぎりぎりに橋をくぐるので、写真が撮りたくて立っていると船頭さんに「危ない」とたしなめられました。

橋を2、3紹介しますと

東橋…内川にかかる珍しい屋根付きの橋です。スペイン建築家がデザインした外観は、おしゃれな赤色でそこだけノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

神楽橋…内川にかかる橋のひとつで、地元出身の工芸作家である大伴二三弥氏が製作したステンドグラスがはめ込まれています。

本心をいうとベニスとはかけ離れているとは思いましたが、新湊にはレトロっぽいひなびた絵になる風景がありました。

 

さて外回りの帰り道が大変でした。日本海の外洋に出るものですから、これが結構揺れて平たい遊覧船は軽く1mは上下していました。これが風が強くなると船が出せない理由でした。

何とか帰り着くと、次の船からは全部欠航になってしまいました。

ここに素敵なポスターが張ってあって吉永小百合さんが新湊の橋に立ち遠くに立山連峰が見えるというものでした。「この場所はどこですか?」と聞いたら「ああこれは合成だよ」と素っ気ない返事。どこにでもあるある的な映え写真ですね。

夕暮れの新湊が撮りたかったのですが、風も出て寒くなってきたので大急ぎで2枚スケッチだけして帰りました。

 

海王丸パークでは商船学校の練習船として活躍した帆船海王丸。世界中の人から「海の貴婦人」と呼ばれて親しまれたその船を、新湊で見ることができるんです。また「富山のベイブリッジ」とも言われる新湊大橋。全長3.6kmで富山湾&立山連峰を一望できます。驚くことに、この橋は2層構造で下層は景色を楽しみながら歩いたり自転車で通行ができます。

歩きながらすぐ横に壮大な海や船が見えるんですって。

 

3日目は朝から雨、仕事の都合もあって早々に引き上げることにしました。

生まれて初めて一人旅をして、旅魂が再燃してしまいました。人生は短い、できることは今のうちに、思い立ったらすぐやりましょう。