なかよしY29(3・10)
私の宝物 │一冊の文集「たけの子」│
大学の頃でした。 母の部屋の押入から、赤茶けた一冊の文集「たけの子」を見つけました。それは、四年生の時の物です。今でも取り出しては読み、ふと遠い昔・小学校の頃へと引き戻され、友だちの顔、先生たちの顔などが浮かび懐かしくなってきます。
これも何気なく残していてくれた母の心遣いに感謝しています。しかし、その母も今は他界で…。
ごはんたき
お母さんが「ごはんを見とれ」といいました。
ぼくは、「うん」というと、お母さんが「うんというな」といった。
ぼくが火を見よると、ごはんがこげた。
これは、その文集にのっている私の作品の一つです。あの頃の生活もチョロチョロと燃える火のように脳裏で燃え続けています。そして、今、子どもたちにもそれを語り続けることができます。
それも、この一冊の宝物「たけの子」があるからだと思います。
夕ごはんのおかず
S・K男
一月二十一日の金曜日、お母さんが、会社から帰ってきてぼくは「おかえり」とお母さんに言いました。お母さんも「ただいま」と言いました。
それでぼくが「夕ごはんのおかず、なに」ときいたら、おかあさんは「なにしよう」と言ったので、ぼくが「ハンバーグにして」と言いました。お母さんが「それなら、ハンバーグにしなさい」と言ったので、ぼくはうれしかったです。そして、お母さんが「ハンバーグを買ってきなさい」と言いました。ぼくは「ちょっとまっとって」言ったらお母さんが「はぁーい」と言いました。
ぼくは、へやに入ってねてしまいました。そのときとてもねむかったので、ハンバーグを買いにいくことを忘れていました。目がさめたら、夕方の六時だったので、もうハンバーグを買いにいくのはやめました。
お母さんが「ごはんだよ」と言ったので、ぼくたちは「はぁーい」と言いました。そして、おかずを見たら、たまごやきと、いもとだいこんのにたやつでした。
とてもおいしかったです。
金曜日は、ぼくのすきな物を作ってくれるのです。
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