「親と子の読書」(常滑小学校)に投稿してくださった読書観を二回に分けて載せていきます。
読書雑感
S・K女の母
読書が人間の心を育てるために、どれほど大切な役割を果たしているかを考えるとき、私は一年前のある小さな出来事を思い出さずにはおられません。
それは、当時二年生だった長女が、担任の先生のご好意で借りた「はだしのげん」を読んだときのことでした。その本は、たまたまマンガ形式になってはいましたが、全部で五巻にもわたる長作でした。
ある日の夜十一時ごろ、もうすっかり眠ってしまったものと思っていた娘が突然起きてきて「こわい、こわい」と泣きながら私に訴えるのです。私は突然のことで、何が起こったのか理解できず何か悪い夢でもみたのだろうと思いながら、それとなく聞いてみると、昼間、学校で読んだ「はだしのげん」のことが思い出されてこわくて眠れないということでした。その時、私はまだその本を読んでいなかったので、娘の異常なまでの心の高まりを本当に理解することができませんでした。それから数日たって折よく友達から同じ本をお借りすることができ、私も読んでみました。そして初めて娘の心のなかのすべてを理解することができたのです。
娘が泣きながら訴えた「こわい、こわい」ということばの中には、原爆のこわさはもちろんのこと、戦争に対する憤りやみじめさがうずまいていたのだということを…。
この本は小さな子どもの心に一生残るであろう大きな感動をあたえてくれたのです。そして、親と子が同じ本を読むことによってお互いの心と心の確かなつながりを感じ、私自身一冊の本がもつ偉大な力を改めて知らされた気持ちでした。
なかよしY22(1・18)
毛虫君を作った
U・A女
毛虫を作った
かぎばりで作った
毛虫の頭
毛虫の顔
毛虫のどう
毛虫の足の方を作る
目は何にする
リボンは何にする
目はネックレス
リボンは赤の毛糸
作れた
できた
毛虫君は
おどっているだろう
よろこんでいるだろう
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