「トンボとり、きょうはどこまでいったやら」「夕やけ小やけの赤トンボ、とまっているよさおの先」など、童謡に歌われ、親しまれてきました。愛嬌のあるトンボの目やスマートに飛ぶトンボの姿に心ひかれるものがあるからでしょう。
トンボつり
常滑では「トンボかやし」といって、雄が雌に交尾(ひっかしゃ)をしかける習性を利用したトンボつりのことです。
【1】 細竹に糸をくくりつけ、ギンヤンマの雌(腹部の基部は黄緑色、羽は赤褐色)をつかまえ、羽近くの腹部を糸でしばる。
【2】 上空で飛ばして、雄をおびきよせる。そのとき、下に雌をうまく止まらすのが、コツである。
※ 下級生を連れて田、畑、池などに行き、つかまえたトンボを下級生の手の指の間に羽をはさませていたとのこと。そしてどれだけつかまえたかを自慢し合ったようである。いろいろな野山にトンボつりにでかけ、畑にある物やわき水などを見つけていたようである。
宇和島の方では、夏から秋にかけて急に多くなるイチモンジセセリかチャバネセセリ(胡麻の花近くで飛び回っていたのでゴマチョウとよんでいた)をつかまえてすすきの葉の先や糸にくくってシオカラトンボをよくつったものです。
夕方になると、海の方から飛んでくるカトリトンボをハゼ釣りのさおでたたき落としたこと、糸の両はしにくくりつけた小石を群れるギンヤンマに投げ、引っかけて落としたこと、とまっているトンボの目玉に指を回しながら近づいてつかまえたことなど、トンボがたくさんいたからこそ、できたあそびです。
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