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近藤正臣さんとは、岐阜県郡上八幡の喫茶店で待ち合わせた。近藤さんはこの店の常連客の一人。店に出入りする地元の人と気さくに会話している姿は、すっかり地元民だ。 |
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![]() 近藤さんは、郡上八幡に、30年あまり前から通い詰めている。 「最初はドラマの撮影で来たんですが、本当に居心地がいいんですよ。私は京都生まれで、家のすぐ前に高瀬川、後ろには鴨川があり、ガキの頃は川が遊び場でした。30代は海ガキでダイビングばかりやっていましたが、ここに来てすっかり忘れていた川ガキだった頃の自分を思い出し、郡上八幡の川を気に入ってしまったんです」 「川釣りは、わからないことだらけで。地元の釣り師にいろいろ教わりました。アマゴとイワナは非常に敏感だから人影を感じるといなくなるし、一人で行くのが基本です。『お前さんなあ、人のなりをして川に立っていたやろ。あれはあかん。動かず気配を消して、石になるか木にならんとあかん』といわれましたよ。いくら俳優でも石や木にはねぇ……(笑)」。 ここに来ると、俳優の近藤正臣ではなく、ただの川ガキになれるようだ。「ガキの頃の自分を忘れた大人は、ただのクソジジイだ」と笑う。 「ここでは、役者であることも忘れられるし、ここのみんなも普通に接してくれます。魚が釣れなくても、鳥の鳴き声を聞いたり、草木の色が微妙に変化していくさまを見ているだけで楽しい。ガキの頃と同じものを見ているのに、年を取ると別なものも見えてくるんです。東京にいたら、それすら気づかないんだよなあ」。 近い将来永住するつもりでいる。 |
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約束守った曾祖父 対談後、釣り場の吉田川にある格好の撮影スポットに案内してくれた。そして、腕組みをして写真撮影してくれたのだ。滑りやすい岩場だったので、心配りしてくれたのだ。 |
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■イネ・セイミプロフィール フルート奏者として活躍中。俳画家。 絵画を幼少より日展画家の(故)川村行雄氏に師事。俳画を華道彩生会家元(故)村松一平氏に師事。俳画の描法をもとに、少女、猫等を独自のやさしいタッチで描いている。個展多数。 * 俳画教室開講中 |
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