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ページをめくるのがもどかしいほど、面白い小説がある。この作家の書くものは、どれを読んでも面白いのだ。作家の名は百田尚樹さん。 |
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![]() 1956年、大阪・東淀川生まれ。 勉強は嫌いで、一日中、遊んでばかりいた。ガキ大将で喧嘩は強かった。関西によくいる「しょうもないことばかり言うおしゃべり」だったそうだ。作文は苦手だった。 高校を出てぶらぶらしていたら、出ていけと言われ、しかたなく勉強して同志社へ進む。 このあたりは『錨をあげよ』に重なる。 大学で3年間ボクシングに熱中し、新人王にもなった。この体験がのちに『ボックス!』に生きる。 大学在学中に、ABCテレビの恋愛バラエティー番組『ラブアタック!』の常連で出演していた。「かぐや姫」という称号の、すごく綺麗な女子大生に男子学生が、あの手この手でアタックし、くす玉が割れたらカップル成立。だめなら「みじめアタッカー」と烙印が押される。百田さんは、伝説的な「みじめアタッカー」だった。だが、番組での自己PRをスタッフに注目され、放送作家への道を歩む。大学は5年で中退した。 関西発の人気番組『探偵ナイトスクープ』の構成作家を番組発足以来、ベストセラー作家になったいまでも務めている。構成作家の百田さんが、小説を書こうと思ったのは、「テレビは一過性。100%自分の仕事といえるものを形に残したい」と考えたからだ。 読書家の父は幼い百田さんに、「おまえも大きくなったら本が書ける人になったらええなぁ」と言っていた。作家デビューしたとき、父は認知症で、読んでもらうことは叶わなかった。 |
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同じスタイルはない そして、大作『海賊とよばれた男』は、現代の日本人が忘れかけている「勇気」や「誇り」を持った男たちの姿がそこにはある。そんな男たちを率いた一人の気骨ある経営者の人生。モデルになった出光興産の創業者、出光佐三の95年の生涯はまさしく凄絶としか言いようのないものだ。 「モットーとして、同じことはやらない」。だが、作品の方向性は一緒だ。「人生っていいな」と思ってもらえる作品を書いている。人生を肯定し、人が生きることの素晴らしさを描くことが、作家のテーマだと思っている。 |
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■イネ・セイミプロフィール フルート奏者として活躍中。俳画家。 絵画を幼少より日展画家の(故)川村行雄氏に師事。俳画を華道彩生会家元(故)村松一平氏に師事。俳画の描法をもとに、少女、猫等を独自のやさしいタッチで描いている。個展多数。 * 俳画教室開講中 |
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