己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ
サービス業で最も大切なことは、「恕」。すなわち、人を思いやる心だ。自分がしてもらいたいことを人にする。してほしくないことはしない。介護事業にも、この考えに基づいて取り組んでいる。
「介護付有料老人ホーム」の運営をはじめ、多岐にわたる介護サービスを展開している。「ワタミのホームに親を入居させたいと思う子は親孝行だと言われるホームにしたい」と考えている。
外食チェーンのノウハウを生かして、すべての方に満足してもらえる食事を提供するよう努力している。有機栽培農場から届く新鮮な野菜が食卓に並ぶ。「美味しく、楽しく、食べやすく、飲みやすく」をモットーに、個人の好みに合わせての味付けもする。日に日に元気になっていけるホームを目指している。さらに、定年退職したサラリーマンが年金で入れるような料金設定にしている。
朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり
渡邉さんの人生設計では、80歳で死ぬことになっている。母からもらった命、一日一生の思いでいる。だから、この孔子の言葉が身に染みるのである。
小2の時、母に勧められて以来40年間、日記を書き続けている。書くことで一日を振り返り、自分の行動を点検して反省する。反省しないと成長しない。「思い」は「行動」になり、それが「習慣」になると「運命」が変わると考えている。
渡邉さんが唯一、日付を入れていない夢≠ェある。
地球上の子どもたちがみんなで使える共通の教科書≠つくることだ。その教科書を使う学校を世界各地に作りたい。学校では、なぜ人は生まれてきたのか、何のために学び、何のために働くのかを教える。自分の生命は他の生命の犠牲によって成り立っていることを教える。
世の中の人々から「ありがとう」を集める仕事をし、自分が命を全うするとき、自分自身に「ありがとう」が言えるような生き方をしたいと考えている。
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