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他人になると自由になれる あるときは、さびれた酒場のバーテン、あるときは、家族旅行に来て一人舞い上がるお父さん、あるときは、会社からダメ社員の烙印を押されたことを告白するサラリーマン、息子の付き添いで結婚相談所にきた母親…、そんなどこにでもいそうな「普通の人々」を一人芝居で演じることをライフワークにしているのが俳優のイッセー尾形さん。 |
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![]() イッセーさん自身も、「ふだんは見て見ぬふりしなければならない他人の傲慢さ、卑屈さ、性格の歪み。舞台なら、そんな欠点を思い切り笑える」と思っている。自分の中に住んでいる何十人、何百人の自分との出会いを楽しんでいる。「他人になっていると、自由になれるんだ」 リアクションと想像力の芸 イッセー尾形さんは、昭和27(1952)年福岡生まれの54歳。 |
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初めての一人芝居公演は《バーテンの12の素描》、1980年、28歳のときだった。どこかあやしげなバーテンの姿を12態演じ分けた。 イッセーさんは、自分のことを《観客の想像力頼りの芸風》と揶揄する。観客の想像力が、僕の演じる人物を、実像に引き上げる。演じる人物のモデルはいても、演じ始めるとどこかへ消える。「再現することより、発明や発見をすることが大切。思い出したり真似したりしているのではない。客の前で、演じているうちに見えてくる、その場で生まれるものを大切にしたい」 このところ、《イッセー尾形とフツーの人々》と名付けたワークショップに力を入れている。全く芝居経験のない人が、必死に役を作る姿に、イッセーさんも心打たれる。このワークショップは、あらかじめ筋立ては考えない。「生身が生身を作る」をキャッチフレーズに参加者のイメージの膨らませ方に期待する。窮地に陥ったとき、生身の自分から、何が飛び出してくるのか、参加者がそれを楽しめ、受け入れることが出来れば、自然体の演技が出来るようになる。ふだんは意識していないが、自分の中でインパクトが強いと思っている人を演じることで、自分の思いのズレに気づく。十人十色のズレが集合するワークショップは面白い。「僕も、今まで以上に、白紙の状態で、頭に浮かぶことを自由に表現するようになった」 イッセーさんの一人芝居に登場する人物は、せこいけど、どこかけなげ。明日は谷底に落ちるかもしれないのに懸命に頑張っている。微妙なズレの中で生きている。 |
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■イネ・セイミプロフィール フルート奏者として活躍中。俳画家。 絵画を幼少より日展画家の(故)川村行雄氏に師事。俳画を華道彩生会家元(故)村松一平氏に師事。俳画の描法をもとに、少女、猫等を独自のやさしいタッチで描いている。個展多数。 * 俳画教室開講中 |
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