ツアーの話に戻ります。
ツアーの着いた日に10,000円ずつ徴収されました。これで夕食がついていないレストランの代金とか、乗り合いタクシーの代金とかチップとかそういったものを払ってもらいます。10日間滞在して帰りの成田空港で1,000円のキャッシュバックがあったのには驚きました。これがヨーロッパなら1人一食3,000円はかかります。私たちが行った時は1ルピー2円でした。滞在費が安いということですね。
食事のことを言うと、実は10日間牛肉豚肉魚一切食べれませんでした。ヒンドゥー教徒は基本的にベジタリアンなので、ホテルでも肉なしのカレー、肉なしの野菜炒め、肉なしの焼きそば、豆と卵料理とヨーグルトとチーズそれにチャパタとナンがご飯代わりです。辛さはもちろん辛いものもありますが、食べれないものではありません。しかしながら日本から持ってきた日本食に大変助けられました。はじめての人は生水と生野菜やめといてねと言われたので美味しそうだったサラダもカットフルーツも諦めざるをえませんでした。
そして毎日整腸剤を飲んでいました。個室も毎日ミネラルウォーターが2リットル届きます。それで歯磨き、お茶、顔洗った後のすすぎまで気を使いました。外でカフェに入っても冷たい飲み物が欲しいと思うのですが、氷が怖いので諦めました。唯一ヨーグルトラッシーは飲めました。
絵を描くために、毎日ホテルの屋上のレストランへ行ってマサラティーを注文し、2時間トイレも借りられます。マサラティーが一杯50ルピー100円です。ちょっと余分にチップを上げるとサービスよくおかわりも持ってきます。気持ち良い屋上で旧市街の街を描きます。

私たちの足は乗り合いタクシーと言うと聞こえが良いですが、日本の3輪自動車ミゼットと言えばわかっていただけるでしょうか?このオート三輪に最大7人が乗ります。運転手の横に1人後に4人荷物台に1人、日本の交通安全基準法とか道路交通法とか、そんなものは全て無視です。逆走あり追い越しあり。ドアもない後部座席にしがみつくように座ると曲がり角も減速せずに爆走します。このオート三輪は乗る前に値段を決めないといけません。時間と場所、曜日によって値段が凄まじく違います。あるときはジャイサルメールの城壁まで250ルピー、土曜日の夜になると1,000ルピーに跳ね上がります。インド人はたくましい。このオート三輪の運転手によってかかる音楽も様々。今となっては懐かしい感じすらします。

このスケッチツアーの人たちは描いてるか食べてるかの2択の人たちでした。朝夜が明ける前に6時に朝食の準備をさせて6時半に出発します。まだ誰も歩いていない。明け方の街をスケッチします(写真①)。
11時半に集合。そしてまたホテルに戻ります。疲れた人は寝てもいいし、涼しいホテルで絵を描く人もいます。持ってきた日本食でお昼ごはんにして1時半に出発。またスケッチに行きます。夕方5時半に集合。
そしてホテルに戻って夕食です。この生活が正味8日間続きました。絵を描くことへのプロ意識を感じました。
私はお酒は1滴も飲めないのですが、13人の方はインドのビールも美味しそうに飲んでました。75歳以上が10人もいるのに1番疲れているのは1番若い私でした。このバイタリティーは見習うべきです。こうやって元気に歳を取りたいものだと思いました。
さて、3日目キャメルキャンプというのに参加しました。砂漠で1泊してラクダに乗り砂漠をジープで駆け抜けて、夜にはカルベリアダンスを見てラム酒を飲むというツアーです。せっかくインドに来たのだからラクダに乗らなくちゃ!と思ったのですが、これがすごい体験でした。まずジープで砂漠を爆走します。荷台に座っていてもつかまらないと保っていられないくらいの揺れです(写真②)。
20分くらい続いてもうだめだと思ったころラクダの集合場所に到着。ラクダが優雅に砂漠を散歩している姿を想像してください。ところがラクダは思ったよりうんと大きいのです。乗る時と降りるときが大変です。
私は乗馬をしていたのですぐに慣れたのですが、2人乗りで後ろに乗られた80歳の男性は、中心に体を保つことができず、ずり落ちそうになるので、ここで怪我でもされたら大変とずっと心配で支えていました。
この先生とはこれがご縁で仲良くなりました(写真③)。
夜には3時間にも及ぶ外での音楽の祭典です。民族楽器を使い大音量で歌い踊る。

カルベリアダンスについて
ラジャスタン州に伝わる民族舞踊。共通するのは華やかな衣装で、いくつもの旋回をする踊りであるということ。Kalbelia danceは、カルベリア族=蛇遣い族の女性たちによって生まれた踊り。コブラに見立てた黒い華やかな衣装を身に纏い、激しいステップとともに手先や上半身などで蛇を表現する。ユネスコ無形文化遺産にも登録された今となってはラジャスタンを代表する踊り(写真④)。
砂漠の夜は寒くダウンジャケットを持っていって正解でした。夜9時を過ぎての夕食。ラム酒を飲める方は体を温められてよかったかもしれません。テントでの就寝も寒いので、シャワーはお湯も出ませんし、顔だけ洗ってすぐに布団に潜り込みました。この過酷なテント泊を一緒に乗り越えたAちゃんとはこのツアーで一番の友人になりました(写真⑤)。
次の日寒さで早く目が覚めると登る朝日が見えました。遠く祖国を離れると余計に感動したのを思い出しました(写真⑥)。
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ツアーの話に戻ります。
ツアーの着いた日に10,000円ずつ徴収されました。これで夕食がついていないレストランの代金とか、乗り合いタクシーの代金とかチップとかそういったものを払ってもらいます。10日間滞在して帰りの成田空港で1,000円のキャッシュバックがあったのには驚きました。これがヨーロッパなら1人一食3,000円はかかります。私たちが行った時は1ルピー2円でした。滞在費が安いということですね。
食事のことを言うと、実は10日間牛肉豚肉魚一切食べれませんでした。ヒンドゥー教徒は基本的にベジタリアンなので、ホテルでも肉なしのカレー、肉なしの野菜炒め、肉なしの焼きそば、豆と卵料理とヨーグルトとチーズそれにチャパタとナンがご飯代わりです。辛さはもちろん辛いものもありますが、食べれないものではありません。しかしながら日本から持ってきた日本食に大変助けられました。はじめての人は生水と生野菜やめといてねと言われたので美味しそうだったサラダもカットフルーツも諦めざるをえませんでした。
そして毎日整腸剤を飲んでいました。個室も毎日ミネラルウォーターが2リットル届きます。それで歯磨き、お茶、顔洗った後のすすぎまで気を使いました。外でカフェに入っても冷たい飲み物が欲しいと思うのですが、氷が怖いので諦めました。唯一ヨーグルトラッシーは飲めました。
絵を描くために、毎日ホテルの屋上のレストランへ行ってマサラティーを注文し、2時間トイレも借りられます。マサラティーが一杯50ルピー100円です。ちょっと余分にチップを上げるとサービスよくおかわりも持ってきます。気持ち良い屋上で旧市街の街を描きます。

私たちの足は乗り合いタクシーと言うと聞こえが良いですが、日本の3輪自動車ミゼットと言えばわかっていただけるでしょうか?このオート三輪に最大7人が乗ります。運転手の横に1人後に4人荷物台に1人、日本の交通安全基準法とか道路交通法とか、そんなものは全て無視です。逆走あり追い越しあり。ドアもない後部座席にしがみつくように座ると曲がり角も減速せずに爆走します。このオート三輪は乗る前に値段を決めないといけません。時間と場所、曜日によって値段が凄まじく違います。あるときはジャイサルメールの城壁まで250ルピー、土曜日の夜になると1,000ルピーに跳ね上がります。インド人はたくましい。このオート三輪の運転手によってかかる音楽も様々。今となっては懐かしい感じすらします。

このスケッチツアーの人たちは描いてるか食べてるかの2択の人たちでした。朝夜が明ける前に6時に朝食の準備をさせて6時半に出発します。まだ誰も歩いていない。明け方の街をスケッチします(写真①)。
11時半に集合。そしてまたホテルに戻ります。疲れた人は寝てもいいし、涼しいホテルで絵を描く人もいます。持ってきた日本食でお昼ごはんにして1時半に出発。またスケッチに行きます。夕方5時半に集合。
そしてホテルに戻って夕食です。この生活が正味8日間続きました。絵を描くことへのプロ意識を感じました。
私はお酒は1滴も飲めないのですが、13人の方はインドのビールも美味しそうに飲んでました。75歳以上が10人もいるのに1番疲れているのは1番若い私でした。このバイタリティーは見習うべきです。こうやって元気に歳を取りたいものだと思いました。

さて、3日目キャメルキャンプというのに参加しました。砂漠で1泊してラクダに乗り砂漠をジープで駆け抜けて、夜にはカルベリアダンスを見てラム酒を飲むというツアーです。せっかくインドに来たのだからラクダに乗らなくちゃ!と思ったのですが、これがすごい体験でした。まずジープで砂漠を爆走します。荷台に座っていてもつかまらないと保っていられないくらいの揺れです(写真②)。
20分くらい続いてもうだめだと思ったころラクダの集合場所に到着。ラクダが優雅に砂漠を散歩している姿を想像してください。ところがラクダは思ったよりうんと大きいのです。乗る時と降りるときが大変です。
私は乗馬をしていたのですぐに慣れたのですが、2人乗りで後ろに乗られた80歳の男性は、中心に体を保つことができず、ずり落ちそうになるので、ここで怪我でもされたら大変とずっと心配で支えていました。
この先生とはこれがご縁で仲良くなりました(写真③)。
夜には3時間にも及ぶ外での音楽の祭典です。民族楽器を使い大音量で歌い踊る。

カルベリアダンスについて
ラジャスタン州に伝わる民族舞踊。共通するのは華やかな衣装で、いくつもの旋回をする踊りであるということ。Kalbelia danceは、カルベリア族=蛇遣い族の女性たちによって生まれた踊り。コブラに見立てた黒い華やかな衣装を身に纏い、激しいステップとともに手先や上半身などで蛇を表現する。ユネスコ無形文化遺産にも登録された今となってはラジャスタンを代表する踊り(写真④)。
砂漠の夜は寒くダウンジャケットを持っていって正解でした。夜9時を過ぎての夕食。ラム酒を飲める方は体を温められてよかったかもしれません。テントでの就寝も寒いので、シャワーはお湯も出ませんし、顔だけ洗ってすぐに布団に潜り込みました。この過酷なテント泊を一緒に乗り越えたAちゃんとはこのツアーで一番の友人になりました(写真⑤)。
次の日寒さで早く目が覚めると登る朝日が見えました。遠く祖国を離れると余計に感動したのを思い出しました(写真⑥)。
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ツアーの着いた日に10,000円ずつ徴収されました。これで夕食がついていないレストランの代金とか、乗り合いタクシーの代金とかチップとかそういったものを払ってもらいます。10日間滞在して帰りの成田空港で1,000円のキャッシュバックがあったのには驚きました。これがヨーロッパなら1人一食3,000円はかかります。私たちが行った時は1ルピー2円でした。滞在費が安いということですね。
食事のことを言うと、実は10日間牛肉豚肉魚一切食べれませんでした。ヒンドゥー教徒は基本的にベジタリアンなので、ホテルでも肉なしのカレー、肉なしの野菜炒め、肉なしの焼きそば、豆と卵料理とヨーグルトとチーズそれにチャパタとナンがご飯代わりです。辛さはもちろん辛いものもありますが、食べれないものではありません。しかしながら日本から持ってきた日本食に大変助けられました。はじめての人は生水と生野菜やめといてねと言われたので美味しそうだったサラダもカットフルーツも諦めざるをえませんでした。
そして毎日整腸剤を飲んでいました。個室も毎日ミネラルウォーターが2リットル届きます。それで歯磨き、お茶、顔洗った後のすすぎまで気を使いました。外でカフェに入っても冷たい飲み物が欲しいと思うのですが、氷が怖いので諦めました。唯一ヨーグルトラッシーは飲めました。
絵を描くために、毎日ホテルの屋上のレストランへ行ってマサラティーを注文し、2時間トイレも借りられます。マサラティーが一杯50ルピー100円です。ちょっと余分にチップを上げるとサービスよくおかわりも持ってきます。気持ち良い屋上で旧市街の街を描きます。

私たちの足は乗り合いタクシーと言うと聞こえが良いですが、日本の3輪自動車ミゼットと言えばわかっていただけるでしょうか?このオート三輪に最大7人が乗ります。運転手の横に1人後に4人荷物台に1人、日本の交通安全基準法とか道路交通法とか、そんなものは全て無視です。逆走あり追い越しあり。ドアもない後部座席にしがみつくように座ると曲がり角も減速せずに爆走します。このオート三輪は乗る前に値段を決めないといけません。時間と場所、曜日によって値段が凄まじく違います。あるときはジャイサルメールの城壁まで250ルピー、土曜日の夜になると1,000ルピーに跳ね上がります。インド人はたくましい。このオート三輪の運転手によってかかる音楽も様々。今となっては懐かしい感じすらします。

このスケッチツアーの人たちは描いてるか食べてるかの2択の人たちでした。朝夜が明ける前に6時に朝食の準備をさせて6時半に出発します。まだ誰も歩いていない。明け方の街をスケッチします(写真①)。
11時半に集合。そしてまたホテルに戻ります。疲れた人は寝てもいいし、涼しいホテルで絵を描く人もいます。持ってきた日本食でお昼ごはんにして1時半に出発。またスケッチに行きます。夕方5時半に集合。
そしてホテルに戻って夕食です。この生活が正味8日間続きました。絵を描くことへのプロ意識を感じました。
私はお酒は1滴も飲めないのですが、13人の方はインドのビールも美味しそうに飲んでました。75歳以上が10人もいるのに1番疲れているのは1番若い私でした。このバイタリティーは見習うべきです。こうやって元気に歳を取りたいものだと思いました。

さて、3日目キャメルキャンプというのに参加しました。砂漠で1泊してラクダに乗り砂漠をジープで駆け抜けて、夜にはカルベリアダンスを見てラム酒を飲むというツアーです。せっかくインドに来たのだからラクダに乗らなくちゃ!と思ったのですが、これがすごい体験でした。まずジープで砂漠を爆走します。荷台に座っていてもつかまらないと保っていられないくらいの揺れです(写真②)。
20分くらい続いてもうだめだと思ったころラクダの集合場所に到着。ラクダが優雅に砂漠を散歩している姿を想像してください。ところがラクダは思ったよりうんと大きいのです。乗る時と降りるときが大変です。
私は乗馬をしていたのですぐに慣れたのですが、2人乗りで後ろに乗られた80歳の男性は、中心に体を保つことができず、ずり落ちそうになるので、ここで怪我でもされたら大変とずっと心配で支えていました。
この先生とはこれがご縁で仲良くなりました(写真③)。
夜には3時間にも及ぶ外での音楽の祭典です。民族楽器を使い大音量で歌い踊る。

カルベリアダンスについて
ラジャスタン州に伝わる民族舞踊。共通するのは華やかな衣装で、いくつもの旋回をする踊りであるということ。Kalbelia danceは、カルベリア族=蛇遣い族の女性たちによって生まれた踊り。コブラに見立てた黒い華やかな衣装を身に纏い、激しいステップとともに手先や上半身などで蛇を表現する。ユネスコ無形文化遺産にも登録された今となってはラジャスタンを代表する踊り(写真④)。
砂漠の夜は寒くダウンジャケットを持っていって正解でした。夜9時を過ぎての夕食。ラム酒を飲める方は体を温められてよかったかもしれません。テントでの就寝も寒いので、シャワーはお湯も出ませんし、顔だけ洗ってすぐに布団に潜り込みました。この過酷なテント泊を一緒に乗り越えたAちゃんとはこのツアーで一番の友人になりました(写真⑤)。
次の日寒さで早く目が覚めると登る朝日が見えました。遠く祖国を離れると余計に感動したのを思い出しました(写真⑥)。