ちょっと前までは焼き払われて黒くなっていた畑などの土手が、急に霞んだような黄緑色になると「あー、春が来た」と嬉しくなる。と同時になぜか無性にその若い草たちを食べ尽したいという衝動に駆られる。私の前世は山羊‥と本気に思ったりする。
この頃になると我が家の１×３ｍ程の菜園では、昨秋蒔いた『正月菜』が最盛期となっている。
雑煮が大好きな妻、自家栽培をいいことにお正月を完全無視して収穫がかろうじてできる１１月初めから、〈正月菜を入れただけの超シンプルな雑煮〉を３月下旬まで毎日食べ続ける。私はといえば元旦に食べるくらい。
その代わり、家内ひとりの雑煮では食べきれないだろうと思う程成長した時期には葉っぱを収穫、中華鍋に山盛り入れ、だし醤油、更にサラダ油を振り蓋をして煮る（油揚げは入れない）。それが大好きで、毎食大人食いするのだ。
さらに、この煮た正月菜に小麦粉と卵を入れてかき混ぜフライパンで焼く。食欲のない時などにぴったりなのだ。ところが両方とも、妻は何も言わないが箸も付けないのだ。
菜の花の蕾が膨らむ頃になると、長さ２０㎝位で摘み取って皿に山盛りにし、少しの醤油と沢山のマヨ、それをつまんで生のまま〈むしゃむしゃ〉と食べる。青臭さも相まって『山羊』になった気分になり心地良いのだ。これには妻はガン無視。
妻は順当におひたし、但し、見ると大人食いしてる！！
３月中旬、菜の花となって咲き出すと、雑煮用の葉っぱは、茎から生えたものを収穫するという形になる。そんな時期に考えたのが写真の料理（？）。
摘んだ菜の花をレンチン。自作の、カツオを漬づけにしオリーブオイルに漬け込んだものをのせる。これに至っては魚嫌いの妻は、超ガン無視。
とにかく春という季節は美味い。正月菜さん！！今年も育ってくれてありがとう‥。
伊藤 明德
この頃になると我が家の１×３ｍ程の菜園では、昨秋蒔いた『正月菜』が最盛期となっている。
雑煮が大好きな妻、自家栽培をいいことにお正月を完全無視して収穫がかろうじてできる１１月初めから、〈正月菜を入れただけの超シンプルな雑煮〉を３月下旬まで毎日食べ続ける。私はといえば元旦に食べるくらい。
その代わり、家内ひとりの雑煮では食べきれないだろうと思う程成長した時期には葉っぱを収穫、中華鍋に山盛り入れ、だし醤油、更にサラダ油を振り蓋をして煮る（油揚げは入れない）。それが大好きで、毎食大人食いするのだ。
さらに、この煮た正月菜に小麦粉と卵を入れてかき混ぜフライパンで焼く。食欲のない時などにぴったりなのだ。ところが両方とも、妻は何も言わないが箸も付けないのだ。
菜の花の蕾が膨らむ頃になると、長さ２０㎝位で摘み取って皿に山盛りにし、少しの醤油と沢山のマヨ、それをつまんで生のまま〈むしゃむしゃ〉と食べる。青臭さも相まって『山羊』になった気分になり心地良いのだ。これには妻はガン無視。
妻は順当におひたし、但し、見ると大人食いしてる！！
３月中旬、菜の花となって咲き出すと、雑煮用の葉っぱは、茎から生えたものを収穫するという形になる。そんな時期に考えたのが写真の料理（？）。
摘んだ菜の花をレンチン。自作の、カツオを漬づけにしオリーブオイルに漬け込んだものをのせる。これに至っては魚嫌いの妻は、超ガン無視。
とにかく春という季節は美味い。正月菜さん！！今年も育ってくれてありがとう‥。
伊藤 明德
