海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
ちょっとおじゃまします
 常滑には常滑焼の歴史が息づいている。時代とともに変わってしまったもの、変わらないものがさまざま存在する。その常滑焼の研究や保存に尽力した人たちの想いもさまざまだ。この4月から、とこなめ陶彫会会長を務める、武山宗憲さんも常滑に、常滑焼に想いを馳せる一人だ。とこなめ陶彫会は現在23名が所属する。発足24年、現在、会の若返りが必要だが、若手の入会が少なく、頭を悩ます日々という。活動内容は定期的に勉強会を開き、作品の展示・販売という。仲間の表現する形はそれぞれ違っても、話を聞くと、共通項もたくさんあり、意識したり、実感したりと、いう。
 親族が輸出用の人形を作っていた。そんな環境で育ったこともあって、人形作家として活躍している。ねこを作ってみたり、うさぎを作ってみたり、へびを作ってみたり…。時に飾っているペットを作って欲しいと写真を持って来る人もいる。昭和の子どもをテーマにした人形も作った。お化けシリーズは大好評だった。作品展では人形を見た人が、どんな反応をするか楽しみという。
 私が訪ねたその日はたくさんのねこが飾られていた。「このねこ、よく売れるんだよー」という、武山さんだけれど、たくさんありすぎて、買ってもらいたくて、うずうずしているようにも感じてしまった。このねこのここが好きと共感して、このねこに運命的な出合いを感じて、気持ちよく購入する人がたくさんいるという。
 現在のところ、自分の作陶よりも、とこなめ陶彫会の活動が主な仕事となっている。8月20日・21日のとこなめ焼きまつりへの参加や、8月26日―9月7日の方円館での作品展など、年内の予定はいっぱいという。
(赤井伸衣)