海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
ちょっとおじゃまします
 ちょっとワイルドなひげが印象的な新進気鋭な若者を1人見つけた。その風貌から、何事もすんなりとこなす、スマートさとカッコよさがあるのだろうなぁーと、勝手に想像してしまう。話の中で、ひげの長さにこだわりがあると聞かされた時は、少しばかりの緊張がほぐれ、微笑んでしまう和やかさもあった。因みに、ひげの長さは6oという。
 大学ではデザイン学科を専攻した、鉄、布、木材、土などの素材を扱うなかで、土とろくろはすごく使いやすいと思った。土で戯れて遊ぶと、すぐに形になった、土は指でさわると形になった。焼くと硬くなるところも面白いという。焼き物がしたくて常滑に来て、4年になる。
 生活もしないといけない。好奇心だけでは好きなものをたくさん作れない。作ることは面白い。でも売れるには、どうすればいいのか?そういう課題が日々悶々とあるという。
 日常、気軽に使える白磁の器を作っている。内村さんは、白磁のキュッと透き通る美しさと滑らかさが好きと話す。何の装飾もなく、白磁だけが放つ優しい白色は温かみを感じる。どんな料理でも際立たせてくれる、脇役的な存在となってくれる。内村さんの白磁も好感度のよい器のようだ。
 制作するものは器だけではない。作ることは大好きだから、今は土と異素材を組み合わせてランプを制作している。某公募展で、この作品で大賞を狙っているという。
 少し前に日本を飛び出して、韓国に行ってみた。いつも旅に出掛けて、その土地の風土を覗いてみたいと思っている。韓国で「彼女いるの?」と聞かれ「いない」と答えたら、「それじぁ、モテないよ。彼女がいなくても5、6人いますって答えなきゃぁ…、モテないよ」と、冗談まじりの受け答えを教えてもらったと話す内村さん。実直な青年に思えてしまう。
 趣味はギターの弾き語りとお酒をお美味しく飲むこと。
 将来は販売も制作もできる作家になりたいと話す。
(赤井伸衣)