海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
ちょっとおじゃまします
 城山さんは1日のほとんどの時間を陶芸サロン陶美園の仕事で過ごしている。このお店がどうも気になって… と、訪ねてくる人も多い。訪ねてくる人たちには、必ず、誰も持っていないスペシャルな1枚を探し、そして、女の子にはモダンクラシックななかにもチャーミングな遊び心が光るものを探してあげるという。なぜなら、器1つで食卓のコーディネートはグッと変化するからだ。食べることも大好き、作ることも大好きな城山さんも日常の食卓を大好きな皿やカップでコーディネートして楽しんでいる。人も大好き。相手が喜ぶことをしてあげることが大好き。だから、、このギャラリーの仕事も楽しいと話す。訪ねてくる人はさまざまだけれど、自分が今できることを最大限生かして、人と人をつないで、楽しさをもたらしている。
 休日は図書館や知多市の保育園を回り、幼児へのよみきかせをするボランティア活動「おはなし・みずぐるま」に参加している。大型紙芝居や絵本を読んだり、人形劇をしてみたり、この活動を始めて20年になる。幸せの形は十人十色だけれども、城山さんはこの活動ができる幸せを喜んでいる。「私、本が大好きで、自分の子どもに絵本を読み聞かせて育てていたの。成長と共に読み聞かせも必要なくなって、でも、ずっと絵本の読み聞かせは続けていたいと思って、講習を受けて、本格的に始めたの。今は夢の延長にいるの。毎日、充実して幸せだから、ストレスもたまらないし、子どもからは目に見えないものをたくさんもらっている。それが、生きるエネルギーでもあるし…」と話す。どんなに疲れていても、よみきかせだけは出掛ける。そのハートの熱さは、どこから来るのだろう。子どもは素直で興味があれば、目をキラキラさせて聞いてくれる。でも興味がなければ、寂しいけれど、さっさと帰ってしまう。城山さんは子どもたちと向き合うことで、自分も子どもで過ごした時間に戻れるという。この醍醐味があるから、続けているという。そして、この子どもたちにはすごい未来があるんだろうなあ…。どんな未来かなあ…。と、話す城山さんの頬はずっとゆるみっぱなし。楽しくてしかたないといった風情なのだ。
 城山さんは若くてキレイ。生き方もオシャレ。周りの人たちにやさしい空間を生み出している。作務衣のような服をサラリと着こなしてサマになっている。落ち着いた物腰や屈託のない笑顔が際立っている。
 最後に、日々の感じ方の積み重ねが、女性を美しく輝かせるのだと、城山さんから教えてもらった。
(赤井伸衣)