海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
岡 康正さん ちょっとおじゃまします
 大野町のギャラリーが立ち並ぶ矢田川とは少し離れた小倉町に、スペース【樂游館】はある。そこは、昭和初期に別邸として建てられ、外観は西洋風、内部は純和風となっている。自慢は36畳の大広間、日本庭園と茶室である。2階の大広間の窓を開けると、穏やかな潮風が心地いい。素朴な新鮮さをも感じる。
 館長の岡さんは豊橋に事務所を構え、グラフィックデザイナーとして活躍している。また、大学の非常勤講師も勤めている。本を出版したり、下駄の鼻緒をすげたりと…、幅広い人脈と行動力をもった「魅力的な人」といっても過言ではない。
 私が訪ねた、その日は樂游館企画第二弾『尺八と箏と光による宵と闇』の準備中であった。光と共に尺八と箏の音色を楽しむという企画だ。庭には、1500 個の灯を使い幻想的に演出された会場での鑑賞は、慌ただしい日常を忘れ、ゆるりと心をほぐす解放感に胸が広がっていく。「樂游館はアートスペースとして、また、多目的スペースとして提供していきたい」という思いを、身も心も常滑に魅せられた岡さんはいう。今月27日(金)午後7時半から「光と八角手風琴と紙芝居による宵」を企画している。
 現在、常滑には古い建造物が色あせることなく、数多く残っている。大野町界わいの町おこし事業は、近年、脚光を浴びている話題のスポットとなっている。今年で8回目を迎える「古今散策」は、今月20日(金)〜22日(日)を予定している。
 秋は、センチメンタルな気分になりがち。ボッーと物思いにふけるのもいいけれど、今年は大野町を再発見してみようかなぁ?そこには、今までとは違う、ちょっと雅びな風情が存在しているかもしれない。そして、 理由もなく感動するかもしれない。

スペース【樂游館】
常滑市小倉町5―84
0569‐44‐2550

(赤井伸衣)