海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
我が子の創作時間
             U・A女の母
 学校から帰り、夕食が終わると始まるのが、我が子の創作です。部屋を見回し何を作るのか目にとまった物を手にして一瞬まじまじと眺めるのです。そのうちに頭にひらめいた作品に挑戦し始め、必要な部品を家中から集めて作り出します。耳元で兄妹がテレビを見ていても目に入らないのです。この子にとって楽しくてたまらないこの一時です。
 園児の妹もそのうちにみまねで作り出すのです。でも、なかなかうまくいかず結局姉の作ったその日の作品をもらい、枕元に置いて安心して眠りに就きます。
 こんな日々を過ごす子ですが、何でも自分が没頭できることがあるというのはとても大切だと思い、見守っています。
 今年の正月にこんなことがありました。習字紙にダイダイミカンをのせたお鏡餅を墨で書き、「神のもちびんぼう神、くるなそうろう」と書いて私の所にもってきました。祖父母が「『そうろう』のところがこの子の歳にしてはおもしろい」と言って笑っていました。
 このように、創作は多種多様で作品や絵から成長の様子をみることができると思っています。

娘と私
             M・Y女の母
 先日、娘が私に「お母さん、編み物を教えて」と言うので「今忙しいから後でね。今度ね」と言うと、待ちきれず、自分で本と編み棒と毛糸を出して編み出すのではありませんか。その手つきといいましょうか、見られたものではありません。私は独り言を言いながら、「この忙しいのにそう簡単に編めるものですか」と言いながら、娘の手をとっているのです。それでもなかなか編めません。そのうち私の方がいらいらして「また今度ね」と言うと、娘は真っ赤な顔をして一生懸命糸を解いたり編んだりおこったりしていました。私は、娘の膝の所で横になり、うとうとして目が覚めると、まだ編んでいるではありませんか。
 娘が「お母さん、編めるようになったよ」と丸い目をいっぱいに広げて自信満々の顔をしているのです。その時、私は教える者が短気を出して寝ちゃうなんてと、自分自身を恥じらいました。