海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
昭和五十年・うさぎ年
       H・H男

 大みそか、家族でのんびりとテレビを見たり、元旦のことを話したりしていました。
 十二時ごろ、道の方から「ピーヒョロロロ、ドンドン」と聞こえてきました。ぼくが外に出て見ると、保示のはっぴを着た人が笛やたいこをならして通り過ぎました。ぼくは、きっと神明社に行くのだろうと思って家の中に入り、お父さんに、
 「いま、保示の人がお宮に行ったよ」と言いました。お父さんが「じゃあ、行くか」と言ったので、ぼくは「うん、ええよ」と言って、神明社へ家族で行きました。
 神明社に着くと、カメラマンやライトがいっぱいでまぶしかった。たき火もしていたから、あつかった。
 さいふから十円を出してさいせん箱に入れました。おっさんがあめを配っていたもんだい、「おっさん、あめちょうだい」と言うと「よしゃ」と言ってあめをくれました。
 つぎつぎと人がたくさん来てなかなか歩けませんでした。
 もうおこれて、下の方でも火をたいていたのでそこに行くと、どろで作った物を焼いていました。そこにもカメラがありました。ここなら、あまり人がいないから写ると思いました。写してくれないので、
 「美人か、二枚目しか写さないのだろう、インチョだ。写らなかったから、もう帰ろ」と言って家に帰りました。
 家に着くと、すぐに寝ました。ふとんの中で「もうこれで、四十九年は終わりだな。今年は五十年だ。今年は、いいお年でありますよう」と言って寝ました。
(2/15付「スクラム21」)

給食当番
      M・Y男

「今週はおれんちの給食当番か」と、Kに聞くと「そうだよ」と言った。
ぼくは、まいかけの後のところがゴムのを取ろうと思った。
でも、Kが取っちゃうなと思った。
でも、すばやく取れば、取れるかもしれないな。
(12/17付「スクラム15」)




ひこうき
      B・Y男

ひこうきは、なぜ、空をとぶのだろう。
プラモデルやおもちゃのひこうきは、
なぜ、空をとばないのだろう。
ひこうきそのまま
ブンブン
ブンブンブン
ブンブンブンブン
(12/17付「スクラム15」)