海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
 とりもちにくっつき逆さになった山メジロを素早くつかまえ、足に付いたとりもちをていねいに取りのぞいて布袋に入れて帰ります。帰ったら、そのメジロを鳥かごに入れて飼うのです。餌付けには苦労しました。餌付けするために、風呂敷で鳥かごを包んだり、はずれの方に掛けたりして餌付けを気長にやりました。

 大事に飼って情が移り、学校から帰って見るのが楽しみでした。でも、いい思い出ばかりでなく、苦々しく悲しい思い出があります。
 軒にぶら下げていた鳥かごにいるはずのメジロがモズ(百舌鳥)に鳥かごの外からこつかれたり、血を吸われたりして冷たくなって死んでいたことです。また、水遊びをさせていて目をそらした一瞬猫にとられて食べられたことや、柱に掛けていた鳥かごごと落とされめちゃめちゃされてメジロの姿がなかったことです。餌や水を替えてやろうと鳥かごの入り口から手を入れたとき、手の下から外に逃げたことです。でも、メジロは、すぐさま山に逃げるのでなく、庭の小枝を「チィー、チィー」と鳴きながら飛びかいするのです。大事に飼ってやったのだからメジロは逃げないだろう、必ず鳥かごに帰ってくると勝手に信じ、入り口を開けたまま入るのを祈るようにして待ちました。でも、メジロは入ろうとする素振りをするものの相変わらず小枝を飛びかいしながら、時間が過ぎ、山の方に鳴きながら飛び去ったことです。
 これら三枚のメジロの写真は、野鳥の観察が大好きな尾之内遼さん(五年生)が撮影したものです。