海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
 「ジャンケンであそぼ」を3回にわたって連載したのが、本誌の平成9年10月号から12月号でした。
 「この指とまれ」ではY19からY21です。内容は、1回目「じゃんけんの由来」と「ジャンケン唄」、2回目「足ジャンケン」「ジェスチャージャンケン」、3回目「ジャンケン遊びいろいろ」でした。
 今回は、「じゃんけんぽん、あいこでしょ」というかけ声、そして、常滑ではその次のかけ声が「じっとんべ」というのだけど、どういう意味と尋ねられたので、そのことについて調べてみました。

あいこでしょの次は

 「あいこでしょ」の次のかけ声を聞いたところ、「ちっとんべ」「しゃかりこしゃ」「そうれんしょ」とかが返ってきました。「あいこでしょ、しょ、しょ」とか「あいこほい、ほい ほい ほい」と続ける地方もあるようですが、パターンやテンポが変わると、次に出す手も変わっておもしろいかと思われます。
 愛知では「じゃんけんぽん」のことを「じっちゃっぺ」と言います。初めからという意味で「じっとんべ」が使い始められたのではと考えられます。
 従兄同士の交流によって言葉遊びやお町の言葉などに感化されることがお互いあるものです。

じゃんけんぽんも

 「じゃんけんぽん」も地方によっていろいろな言い方があります。
 主なものとして「じっとんぺ」(静岡)、「いんじゃん(で)ほい」(関西)「じっけった」(山陽)、「ちっけった」(関東)、「じゃんけんしょ」(北海道)などがあります。

創作的なものとして

 「最初はグー」(全国)から「最初はグッチのみのもんた」や「最初はグーと出すアホがおる」へと。
 他にも、「じゃんけんすこちゃら どんじゃらほい」(愛知)、「いんじゃんぽっくりこで 便所下駄」(京都)、「いんじゃん ぽろげつ へーこいて ぷー」(大阪)、「じゃんけんもってすっちょんほい あいこでアメリカ ヨーロッパ」(山口・福岡)などです。エッと驚くようなものがまだまだあります。
 このように、子どもたちの遊び心が創作する芽を刺激して生まれたものだと思います。