海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
 「まだ正月気分が抜けていないな」とお思いでしょうが、今年の旧正月は2月18日(日)です。わたしの子どもの頃は、旧正月がくると、餅をついて祝ったものです。この餅は寒の餅といって、寒の水(瓶)に入れて保存食にしたり、かき餅やあられ餅にしたりしたものでした。
 旧正月がくるまでは正月だと思って、正月遊びの一つ「かるた」について紹介します。

 かるた(歌留多)
 「かるた」という名前はポルトガル語からきたものです。といって、日本にかるたがなかったわけではないのです。
 平安時代に貴族の間にめずらしい貝殻の色や形を競う貝合わせがありました。のちに、変化して貝殻の裏に書かれた和歌の組み合わせをさがす遊びになり、それが今のかるたの始まりといわれています。
 室町時代、種子島に漂着したポルトガル人からカルタが伝わると、長方形の紙を使い、文字だけでなく絵札も作られるようになったのです。そうしてできたのが「歌がるた」といって江戸時代の中ごろからお正月遊びとして広がったのです。「小倉百人一首」のかるた(遊びは紹介済み)もそのころ作られたようです。また、このころ、「かるた」に日本の花鳥風月をおりまぜて作られている「花札」の原型ができたといわれています。「いろはかるた」は「犬も歩けば棒にあたる」といったことわざを用いたものです。遊びながら、ことわざを覚えていくというかるた遊びからヒントとなり、教訓、啓発や地域の名産・名所の紹介などのかるたとなって配られています。文字を覚えるためにもこうしたかるたが今までも手作りで残っています。

【江戸いろはかるた】 【京いろはかるた】
・「い」犬も歩けば棒に当たる/一寸先は闇
・「ろ」論より証拠/論語読みの論語知らず
・「は」花より団子/針の穴から天のぞく
・「に」憎まれっ子世にはばかる/二階から目薬
・「ほ」骨折り損のくたびれ儲け/仏の顔も三度
・「へ」屁をひって尻すぼめる/下手の長談義
・「と」年寄りの冷や水/豆腐に麩
・「ち」塵も積もれば山となる/地獄の沙汰も金次第