海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
  「独楽」は、「独り楽しむ」と書きます。でも、「ぶつけこま」や「けんかこま」にしても、二人以上の友達と遊びます。なぜ、この字が当てられたのか不思議です。
 先回の「ぶつけごま」について、続けて書きます。

 「ぶつけごま遊び」は独楽の投げ方がすさまじいのです。自分の独楽を投げて、相手の独楽をつぶし合うと言ってもいいほど、熱が入ります。独楽を投げるとき、独楽がすっぽ抜けないように持つ紐の手元には古銭か五円玉を入れたり、大きなとじ節を作ったりします。でも、独楽に紐を巻くのがゆるんだりすると、独楽を投げるときにすっぽぬけることがあります。笑い話やマンガではありませんが、頭で独楽が廻って大けがをした人がいました。そこで、投げる方の反対側には、いないようにそれぞれ注意し合います。
 投げ方は、野球ボールの投げ方で、勢いよく廻っている独楽を目がけて、思いっきり投げて当てるのです。もちろん、相手の独楽を当てたが、廻らなかったときには刑が待っています。当てられた者は、自分の独楽の針で当てた者の独楽に1、2回強く刺すように当てて傷を付けます。
 勢いよく廻っていた独楽でも、まともに当たると、ふっとんでいきます。または、廻る勢いが急激に弱まります。そんな時は、気持ちがいいものです。しかし当てた方の独楽にも大きな傷が肝を巻く面に着いているときがあるのです。自分の投げ方のまずさを反省し投げ方を練習するのです。

 佐世保のけんかこま
 独楽の形はラッキョウ型でずんぐりとした形をしています。今でも台湾の独楽はこの形と同じだそうです。
 「息長勝問勝競べ(いきながしょうもんしょうくらべ)よよいのよい」の掛け声を合図にどれだけ長く廻るかを競い合います。