海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
 「だいだい(橙)」とは、夏みかんのことです。お正月の飾り物につかわれます。「だいだい」を「代々」ともじって代々続きますようにと願っているのでしょう。
 今では、みかん畑には、夏みかんはほとんどなくなりました。あるとすれば、甘夏(あまなつ)です。旧家の庭に植わっています。今ごろ、黄色い実をつけています。そして、花が終わったころから、緑色に戻ってきます。
「だいだい」を食べる
 4月になると、いたどり(いたんぼ、すかんぽ)を取りによく行ったものです。そのときに、塩や炭酸を持って出ます。その目的は、夏みかんの食べごろになっているからです。いたどりを食べるときは、塩気があると、食べやすいのです。もちろん、夏みかんもですが、炭酸と合わさって、口いっぱいに、ソーダのようにあわだってすっぱさをやわらげてくれます。
 砂糖は、私の子どものころは高価なものであり、持ち出すことは難しかったのです。砂糖の代わりに、サッカリンが代用されていた時代です。
 むいだ皮を皿代わりにし、塩や炭酸を入れました。それらをつけて食べたときのすっぱさとかおりが、今でも口の中で広がり、よみがえってきます。
1.
皮の厚み分、小刀で上・下とたてに切る。
2.
皮をむぎ、皮を皿代わりにする。