海外の旅この指とまれちょっとおじゃまします元気のでてくることばたち
A.佐藤伝さん(「習慣」についてたくさんの本がベストセラーになっている作家)の場合

 佐藤伝さんは、父親が脳外科医、祖父が仏教学者という環境に育ち、ご本人は塾を開き、著名な方の子弟を教育し続けてきた方である。

 佐藤伝さんが人気があるのは、講演会でも、セミナーでも、その内容がかなり実践的なことにある。佐藤伝さんから聞いたことを、家に帰ってやってみると、これが意外や意外、出来るのだ。連続講座などでは、わざとココがポイントというところを、ざっと流して話し、次回に、皆さんできましたか?と聞く。
 そうして、みんなが「今ひとつ出来なかった」などというと、もしかして、こういう風にしませんでしたか?ポイントは、必ず○○することです。その理由は、…。などと論理的に根拠を話してくれて、「なるほど」と納得し、もう一度、家に帰り、ポイントに気を付けてやってみると、これが出来るようになっているのである。佐藤伝さん、まさに「恐るべし」である。

 例えもうまく、「そうそう、そうなんだよね!」と共感できる例え話も多く、受講者の記憶としては、かなり定着しやすい。

 笑顔がとても素敵な上に、参考文献も必ず紹介してくれるので、アマゾン(インターネット上の書店)その他でチェックをして、すぐ購入し、関連する知識を手に入れることが出来る。

 佐藤伝さんの言う通りにやってみれば、「きっと出来る」という自信が付くのがいいのだろう。

 サービス精神が旺盛で、連続講座の懇親会も予定がない限り、必ず参加してくれて、皆にここだけのとっておきの話をしてくれる。

 この間も、ぐれてどうしようもない子供を持つ親御さんに相談されたとき、「じゃあ、こうしてみてください」とアドバイスをして、見事その子供を立ち直らせることが出来たのだとか…。

 そのアドバイスは聞けば何でもない、誰にでも出来ることなのだが、普通はあまり思いつかないようなことである。

 逆に「えっ、そんなことで」どうしようもなくぐれた子供が立ち直ったのか?とこちらがびっくりしたくらいである。
 それから、講演会では、ご自分の情けない体験談を惜しみなく、正直に話してくれたりと、佐藤伝さんの飾らない人柄、聞いている人に必ず何かを持ち帰ってほしいという講師魂には、ほとほと頭が下がる。

 また、佐藤伝さんの連続講座に集まる人たちも、実に「濃い」人たちが多く、超ポジティブな空気に包まれ、本当にいい感じのコミュニティが自然に出来てしまった。

 佐藤伝さんは、教え方がうまいという以上の何かがある。

 それは、受講した人に必ず成功してほしいという、佐藤伝さん自身が発する念力のようなものを感じられるからである。

 出し惜しみしない姿勢にも共感できる。

 佐藤伝さんは、これからも、成功者を作り続け、自分が弟子として、教え育んだ人たちから、一も二もなく応援され続けるに違いない。

B.望月実さん(公認会計士、「会計のトリセツ」でおなじみのベストセラー作家)の場合

 望月実さんに初めてお会いしたのは、出版関係の会合だったと思う。シャイだが、温かい人柄で、人との交流には積極的な望月実さんがこの会合のメンバーになり、本当によかったと思っている。

 望月実さんは、山田真哉さん(「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」がミリオンセラーになった)と同じ公認会計士であり、「会計のトリセツ」を初めとして、ベストセラーを続出している。

 ある日、「魔法の質問」で有名なコーチのマツダミヒロさんの合同出版記念パーティーが、東京・六本木にあるリッツカールトンホテルで開かれた。たまたま、私も望月実さんも参加していた。

 そのパーティーには、「出会う!技術」を書いた小田真嘉さんが来ていたので、分野の全く違う望月実さんを、引き合わせるのがいいのではと直感した。

 それで、何とか、二人を引き合わせようとしたのだが、間に他の人が入ってきたりして、タイミングがうまく行かない。

 「無理には(紹介してくれなくても)いいですよ!」と二人からそれぞれ同じことを言われ、ちょっぴりガッカリしたのだが、やはり何となく諦めきれず、やっとタイミングを見計らって、二人を引き合わせることが出来た。その日は、それで、何事もなく終わった。そうしたところ、出版関係の会合に、望月実さんが、「伝説の会計士」と呼ばれている天野敦之さんを連れてきたのだ。

 天野敦之さんは、会計本の先駆けと呼ばれる人で、彼の存在がなかったら未だ、世の中にわかりやすい会計本が出回っていなかったろうと言われているそうである。山田真哉さんからも、天野さんがどれほど凄いか教えてもらった。

 天野敦之さんの姿を目にした、そこにいた皆はビックリするやら、喜ぶやらで、騒然とした。

 よくよく話を聞いてみると、望月実さんが、天野敦之さんと逢えたのは、私が、望月さんを小田真嘉さんに紹介したことがきっかけだったことが判明した。

 つまり、小田真嘉さんと名刺交換した、望月実さんが、ミクシィ(インターネット上のコミュニティ)で小田真嘉を検索し、マイミク(ミクシィ友達のこと)になってもらい、今度は小田さんのマイミクに天野さんがいることが分かって、望月さんからコンタクトをとり、ランチを食べる約束をし、めでたく、その後、出版関係の会合にお誘いすることが出来たのだという。

 その後も、天野敦之さんは、望月実さんにつれてこられた出版関係の会合で、腕利きの編集者と知り合いになり、意気投合して、その出版社から本まで出すことになってしまったそうである。

 さて、望月実さんが偉いのはそれからである。この、望月さんは、天野敦之さんがこの出版社で本を出すことになった経緯について、詳しく、メーリングリストに載せたのである。

つまり、
マツダミヒロさんのパーティーに参加
秋田英澪子さんに小田真嘉さんを紹介される
小田真嘉さんのマイミクに天野さんを発見、連絡を取り(ランチ)出版関係の会合にお連れする
天野敦之さんが、この会合で腕利きの編集者と知り合い、意気投合
天野敦之さんは、この腕利きの編集者のもと、本を出すことに。

という一連の経緯を、このような感じで、きちんとメーリングリストに説明を掲載してくれたのである。

 なぜ、そんなことをしてくれたのかというと、私がチャンスコーディネートをしたことで、天野さんが新たな本を出すことになったことを、皆が忘れないように書いておいてくれたのだ。私はその配慮に驚き、感激した。

 そのほかにも、忙しい執筆の合間を縫っては、私が事務局長を務めるNPO知的生産の技術研究会の忘年会改め知的生産の発表会に来てくれたり、樋口裕一先生(頭がいい人、悪い人の話し方が250 万部のミリオンセラーになった)に直接紹介したいので、セミナーに来てほしいというと、直前まで、日時の調整をしてくれて、駆けつけてくれたこともある。
 このときは、望月実さんに懇親会に参加可能がどうか聞くとOK だったので、樋口裕一先生にも私から無理にお願いして、懇親会に参加していただき、望月実さんを直接紹介したところ、話も弾み、新刊の著書をお送りする約束までした模様である。

 望月実さんとは、あまり言葉にしなくても、気持ちが通じるところがあり(感性が似ているのかもしれないが)、ましていろいろな場面で、実に誠意のある対応をしてくれるので、こちらとしては、本当にチャンス☆コーディネートしやすい。 

 望月さんが応援される理由は、誠実な人柄と、シャイながらも積極的に自分からコミュニケーションを取ろうとするところである。そして応援されたら、必ず感謝の気持ちをあらゆる場面で示そうと心がけるところである。今後も応援され続けるに違いない。

以上